あなたとカゲプロ！２[短編集] (ページ10)

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HAPPY BIRTHDAY！[カノ] ページ10

わかりやすい。

何てわかりやすいんだ。

カノ「Aー！！」

さっきから、用も無いのにあたしの周りをうろつき、用も無いのにあたしの名前を呼んでいる。

今日はカノの誕生日。

多分プレゼントを期待しているのだろうが・・・。

残念なことに、あたしは用意してないんだ。

A「ごめん。カノが望んでるものは持ってないから。」

カノ「えっ？！てか何でわかったの？」

A「プレゼントでしょ。わかりやす過ぎだよ。」

カノ「期待してたのになー。」

A「キドにもらえばいいじゃん。」

カノ「キドにはもう腹パンという名のプレゼントをもらったから。」

カノ・・・。

それ、笑顔で言っちゃ駄目だよ・・・。

何だか可哀想になってきたので、あたしは言った。

A「じゃああげるから。何が欲しい？」

カノ「んー。じゃあねー、A！！」

・・・へ？

何ですと？！

A「え。どういうこと？！」

カノ「僕Aが居れば何もいらないから。」

そう言ってあたしをソファに押し倒すカノ。

A「カノ！！それだけは勘弁して！！」

カノ「だって、プレゼントくれるんでしょ？」

こんな奴に同情したあたしが馬鹿だった。

今更後悔する。

A「カノ。お願いだからやめて？」

カノ「それより先に、僕に言うことあるんじゃないの？」

満面の笑みでそう言われたら、最低な奴だということすら忘れてしまう。

A「・・・お誕生日おめでとう。」

カノ「わぁ！！嬉しい！じゃあお返しに！」

と言って、カノはあたしにキスした。

カノ「こんないいプレゼントもらって、僕は幸せだなぁー。来年も、よろしくね！」

っもう二度とプレゼントなんてやらない！！

カノの腕の中で、そう決意したあたしだった。

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一日遅れてしまいましたが。

カノお誕生日おめでとう！！

あたしは激しくあなたを愛しておりますm(__)m

これからもよろしくです。笑

最近更新できなくてすみませんでした！！

これからはハイスピードで頑張ります(￣^￣)ゞ