あなたとカゲプロ！[短編集]

添い寝[コノハ] ページ9

夜中に目が覚めてしまった。

とりあえず暇だし、何かお腹すいたからリビングに向かう。

と、廊下でコノハに会った。

A「あれ？コノハ寝ないの？」

コノハ「うーん。」

ちょー眠そうなのは見てわかった。

じゃあ何で徘徊してんだよ！

A「ほら、部屋に行って？おやすみー。」

コノハに駆け寄ると、彼はあたしにもたれかかってきた。

A「えっ？！ちょっと・・・。」

コノハ「一緒に寝よー。」

背は高いのに、中身は本当に子供だ。

仕方ない。部屋までついていけばいいだろう。

A「じゃあほら。おいで？」

コノハの手を引き、部屋に向かう。

中に入って、コノハをベットまで連れてって、帰ろうとしたら。

コノハ「一緒に寝よー。」

袖を引っ張られた。

えー。どうしよう。

でもこのままならすぐ寝てくれそうだし、少し我慢するか。

A「はいはい。」

ベットに入ったコノハの隣に入る。

すると、ギュッて抱きつかれて。

うわぁ。逃げらんない。

仕方なくコノハの胸にうずくまる。

コノハ「A〜。好きだよー。」

コノハの声が頭上から聞こえる。

A「あたしも、好きだよ・・・。」

その言葉を聞いたのかどうか、コノハは寝てしまった。

それでもギュッと抱き締められてて。

どうしよう。帰れない。

でもまあ、こういうのもいいかも。

そう思ってあたしは眠りについた。

コノハ「へへ。A可愛い。」

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