あなたとカゲプロ！[短編集]

看病[全員] ページ14

今日は休日。

久しぶりに全員揃うからお出掛けすることになっていた。

それなのに、風邪をひいてしまったあたし。

モモ「大丈夫？」

A「うん・・・。」

そのせいでみんな看病してくれることになっちゃったし。

最悪だ。

モモ「何か食べる？作ってくる！」

A「ありがとう。」

モモが部屋を出て行った後、入れ替わるようにキドが来た。

キド「お粥作ってきたぞ。」

A「ありがとう。あ、でも・・・」

モモのことを伝えると、言いに行ってくれたキド。

お粥を食べる。美味しい。

ヒビヤ「お皿持って来いって言われたから。」

ヒビヤが来てくれたから、食べ終わったお皿を渡す。

ヒビヤ「おばさんでも風邪ひくんだね。」

一言余計だよ！

その後、セトとマリーが様子を見に来てくれた。

マリー「A、大丈夫？」

セト「みんな心配してるっす。」

A「本当、ごめんね。」

二人に謝って、少しいろいろ話した。

それからシンタローがエネを連れて来た。

A「エネちゃんごめんね。楽しみにしてたのに。」

エネ「いえ！また今度行きましょう！」

シンタロー「俺的には無しになって嬉しいんだが・・・。」

そんなシンタローの言葉は無視だ。

コノハ「Aー、大丈夫？」

シンタローたちが出てってからコノハが来た。

A「うん。ありがとう。」

コノハ「早く治りますように。」

そう言ってあたしの頭を撫でてくれた。

気付けば、なんだかんだで日も暮れていた。

カノ「ご飯持ってきたよー！食べさせてあげようか？」

A「大丈夫です。」

無理やりカノからスプーンを奪って食べ始める。

カノ「ねぇねぇ。キスしたら風邪移るかな？」

A「やめてよ。冗談じゃない。」

カノ「でも治るまで僕看病するからねー。」

食べ終わったお皿を持ってカノが部屋を出て行った。

今日一日、みんなの優しさに触れられて、良かったな。

なんて。

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