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『………とさん、はやとさん、』
加「…んん、っ……は、い…」
微睡みの中で薄く目を開けると、開き切っていない蕩けた瞳が にこり、と微笑む。
『んふ、おはようございます』
加「……昼寝なんて、ひさしぶりにした…」
『……はやとさん、』
『ぎゅー、して』
加「………ん、」
彼女がこんなに甘えてくるのは初めてなので驚きつつ、
寝惚けた頭で抵抗する気も起きず素直に彼女の細い体を抱き寄せた。
…ああ、本当に、
『しあわせ。』
加「…え、」
『ん?』
加「いや……同じこと、考えてたから」
『んふふ、なにそれ嬉しい』
加「…夜、なに食べる?」
『ん〜……カツ丼食べたい』
加「プッ、」
『あ!今こいつかわいげないなって思ったな!』
この〜!と言いながら、胸に頭をぐりぐり押し付けてきた。
くしゃくしゃになっていく髪を撫で整えつつ宥める。
加「違う違う、元気でいいなって」
『絶対うそだもん…』
加「……待って、こっち見て」
『ん…?』
加「ふふっ、おでこ赤くなってますよお姉さん」
『え〜うそで…………!?』
前髪を上げて、小さく口付ける。
そのまま少し顔を離すと、おでこよりも真っ赤に染まった顔が見えた。
『な、な……なに…!?』
加「…りんごみたい」
『答えになってないんですけど?』
加「……嫌?」
『いや、…じゃない、けど!急だとびっくり、します』
加「…はいはい、次からはちゃんと言うから」
『それはそれでこまる〜……』
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こころ - 更新されてる!?お疲れさまです! (2022年8月28日 21時) (レス) id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - リクとかもう尊すぎてなんも思いつかない…このてぇてぇで助かる命がここにある… (2022年8月22日 9時) (レス) @page46 id: bbcbbc772c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - けむ=さん» リクありがとうございます!わ〜良いですね……ぜひ書かせていただきます〜!! (2022年8月21日 12時) (レス) @page44 id: 945c2581a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 苺大福さん» リクありがとうございます!いいですね…!ぜひ書かせていただきます!◎ (2022年8月21日 12時) (レス) @page44 id: 945c2581a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 雛月さん» リクありがとうございます!ぜひ書かせていただきます!! (2022年8月21日 12時) (レス) @page44 id: 945c2581a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2022年8月5日 15時