社長、甘やかさないでください！【2j3j】

デートの定義を教えてください ページ26

『今日の講義はデートの定義についてです。』

『はい、葛葉くん！』



葛「なんで電話に出ただけで挙手したことになってんの？」


『今日くらい優しくしてよ』

葛「俺はいつも優しいだろ」

「んで？なに急に。」


『察しが良いのは助かる。実は今日午後からハヤトさんに誘われてお出かけするんだけどさ？デートですからねって言われて。それが気になって服とか諸々何も決まってないの助けて』


葛「午後！？お前いま何時だと思ってんの」

『一大事』


葛「対あり」

『待ってごめんって10時です』


葛「服ー？んなもん着たいの着てけばいいだろ」

『デートって言われたら相手の好みに合わせるべきかなとかさ！考えるじゃん！』

葛「じゃあ合わせる？」

『でもハヤトさんの好みわかんない』

葛「俺も分かんねぇよ」


『じゃあ葛葉くん目線でいいから！大人の男性が好みそうな服言ってみて』

葛「えー？...俺好みになるかもだけどいいの」

『うん、いいよ』



葛「....まぁ、デートならワンピースはハズレねぇな」

「あとーブラウス？とか長いスカートとかも男は好きな奴多いと思う。清楚系っつーのかな、まぁその辺の感じなら瀬名っぽさもあるしいいんじゃん？」


『わたし清楚系似合う？』


葛「中身はともかく、まぁ外見は似合うな」

『おけ。アクセサリーとかどうしよ』


葛「お前アクセサリーなんて持ってんの」

『失礼な、成人女性ですからある程度はありますよ。オフで会うときは大体ゲームするし邪魔だから付けてないだけ』

葛「ふーん」

「じゃあ適当に指輪と〜...ピアス開いてるよな、なんか小ぶりのやつとかは？」


『小ぶりの...パール一粒のとかどう？』

葛「あーいんじゃね、俺は好き」



『...よし！じゃあこれとワンピースで行こうかな』

『ほんと〜〜に助かった！今度なんか奢る』

葛「はいよ、サーティワンの新作な」


『ありがとうね、ほんと』

葛「...分かったから。あんま何回もお礼言うな」

『素直に聞けばいいのに〜かわいいね』

葛「うっせ！早く準備してこい」


『はいはい、じゃあ切るね！ありがと！』

葛「ん。...楽しんでこいよ」

.→←【切り抜き】かがせな最高にてぇてぇな話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す