フジside ページ44
キヨ「あの女前々から何回か付き合えって頼んできてたんだよ
んで今回の事でAに手を出すの辞めろって言ったらもうAに何もしないから付き合ってって言われて、、」
弱々しい声色で淡々と話すキヨ。
『キヨ、まさかそれで、、』
キヨ「、、そうするしか無かった」
俺の知らない所でそれぞれすれ違った悩みを抱えていたキヨとAちゃん。
『Aちゃん、最近写真撮んなくなった。
撮りたいって思えなくなったって、余裕が無いって前とは別人みたいになってる、キヨと話さなくなってからのここ最近。』
雨足が益々強くなり少し肌寒さを感じた俺の横で鼻をすすりながら静かに話を聞くキヨ。
『Aちゃんにとってはキヨが自分で思ってるよりも大切な存在だったのかもね、
俺から見てもキヨと一緒に居る時のAちゃんが1番輝いて見えるって言うか、幸せそう。
まだ間に合う、お互いが向き合って気持ちを伝えればちゃんと良い方向に行くから』
キヨ「でも、、」
『大丈夫だって、あの女の子の件については俺も色々作戦練ってどうにか手伝うから』
キヨ「、、ありがとなフジ」
『お前そんなキャラじゃ無いべ！Aちゃんもキヨも別人みたいになって俺としのちゃん相当焦ったんだからな！』
キヨ「俺は何も変わんねぇだろ、笑」
少し顔が明るくなり鼻で笑ったキヨは立ち上がり大きく背伸びをした。
キヨ「あーー、んで？Aは？」
『さっき売店で会ったけど、雨降ってるしどっか空き教室居んじゃないかな、しのちゃんと』
キヨの少し元気そうになった顔を見て安心したのか軽くなった腰を上げ制服の砂をはらった。
『あれ、ここも居ない』
キヨ「あっちも居ねぇ、教室いんじゃねーの」
思いつく空き教室を回ったがAちゃんたちの姿は無く教室へと向かった。
しの「あれ、フジくん！とキヨくん、、？」
キヨ「よ、」
『あれしのちゃん1人？Aちゃんは？』
しの「それが私係で遅くなっちゃってAがお昼買ってくるから待ってて〜ってちょっと前に1人で売店行っちゃったんだけど、」
『え？まだ帰って来てないの？』
しの「ううん、私が知らない間に1回戻って来てるぽくて机に買ってきてくれたパンは置いてあった、、多分図書室じゃないかな」
『図書室？』
しの「うん、最近Aよく図書室行ってるんだよね」
キヨ「俺見てくるわ」
そう聞くとキヨは足早に教室を出て行った。
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かむ - にゃんこさん！投稿お疲れさまです！お返事ありがとうございます！！新しいのがいつ出るのかとワクワクしていました...！私もにゃんこさんの作品を読んでると胸がキュッってします！wいつも応援してます！！ (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - かむさん» お返事遅れてしまいました、、わー！かむさんー！凄く嬉しいお言葉ありがとうございます見た瞬間胸がキュッとなりました、今日からまたゆるゆると更新する予定です！是非今後もご自愛ください！ (2021年8月25日 3時) (レス) id: 44d94b632e (このIDを非表示/違反報告)
かむ - コメント失礼します！にゃんこさんの作品、全部見させていただきました！もう最高です！！これからも頑張って下さい！応援してます！！！ (2021年8月19日 1時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2021年8月4日 4時
