しずく ページ28
フジ「お、きたきた」
しの「A遅かったね、はい荷物」
『ごめんごめんなかなか取れなくて、笑
ありがと〜ってあれ?キヨくんは?』
フジ「あーあいつなんか今日一緒に帰れないらしい」
しの「私も今日ゼミだから反対方向だ、、」
『ありゃ、今日みんなバラバラだね、、』
あれ、傘が無い、、誰か間違えて取っちゃったのかな、
『私傘名前書いてないから間違えて持ってかれちゃったかも、、』
しの「え〜ついてないね、、笑
途中まで私の一緒入って行こっか」
『ほんとついてない、ありがとね笑』
しの「じゃAとフジくんまたね〜」
『はーい、しのも雨降ってるし気を付けてね〜』
フジ「俺らも帰ろっか。あ、傘無いんだっけ、送るよ」
『えぇ、いいよ大丈夫!遠回りになっちゃう!ダッシュで帰ります』
フジ「いやいやダメでしょ笑。ほら早く」
フジくんとの距離が近く1つ同じ傘に肩を並べ歩く私達。
フジ「俺らはたから見ればカップルと間違われちゃうね」
『な、な訳ないでしょ!』
フジくんが相変わらず私をいじるような事を言って来る度に鼓動が早くなるような気がした。
フジ「結構降るねー雨。キヨ家来れんのかな」
『キヨくん?』
フジ「そうそう、今日本当はキヨが俺の家にそのまま来る予定だったんだけど。あいつクラスの女の子と一緒に帰んなきゃいけないとか言って」
"キヨ、お願い。本当に最後にするから_____"
フジ「_____ちゃん、?Aちゃん」
『あ、うん』
フジ「なにどうしたの笑
だからAちゃん来ない?俺の家」
『え?』
フジ「あいつ来るまで暇だしさーAちゃんいたらキヨも喜びそ、、」
私はその場で足を止めた。
『行きたいけど、、行けない』
フジ「え?」
キヨくんには好きな人がいる。
『キヨくんって私のことどう思ってるのかな、、』
フジ「Aちゃん、?」
『ごめんフジくん、わたし用事思い出しちゃった、やっぱり一人で帰るね』
フジ「、、」
その場から立ち去ろうとすれば私の袖を掴むフジくん。
フジ「Aちゃん、、違ったらごめんね
Aちゃん、キヨの事が好き?」
フジくんのその言葉が胸に突き刺さった様な気がして苦しくなったその瞬間、私の頬に傘から滴る雫が落ちた。
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かむ - にゃんこさん!投稿お疲れさまです!お返事ありがとうございます!!新しいのがいつ出るのかとワクワクしていました...!私もにゃんこさんの作品を読んでると胸がキュッってします!wいつも応援してます!! (2021年8月26日 0時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - かむさん» お返事遅れてしまいました、、わー!かむさんー!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます見た瞬間胸がキュッとなりました、今日からまたゆるゆると更新する予定です!是非今後もご自愛ください! (2021年8月25日 3時) (レス) id: 44d94b632e (このIDを非表示/違反報告)
かむ - コメント失礼します!にゃんこさんの作品、全部見させていただきました!もう最高です!!これからも頑張って下さい!応援してます!!! (2021年8月19日 1時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2021年8月4日 4時