公園 ページ17
『今回、?初めてじゃない、?』
私の頭はフジくんの言葉によりハテナで埋め尽くされた。
フジ「Aちゃん、今日俺と会えたりする?」
フジくんは"会ってAちゃんと話がしたい"
と、駅近くの公園に私を呼び出した。
暖かくなってきたものの、まだ日は落ちるのは早く
辺りはすっかりと暗くなっていた公園のベンチにフジくんは座っていた。
フジ「ごめんねAちゃん、今日大丈夫、、じゃないよね」
『いやいや全然、私は大丈夫です笑
それよりキヨくんが、、』
フジ「実はさ、話ってキヨの事なんだけど、」
フジくんが一度姿勢を正すと、私はごくりと唾を飲んだ。
フジ「昔もほぼ今日みたいな感じの出来事のせいで
キヨの大切な人が離れていってさ__________
まあ俺の口から言う事でもないから深くまでは喋れないけど、
実は俺たち中学卒業して北海道からこっちの学校進学して来たんだよね
それで昔北海道にいた時、そのなんていうか、、キヨが大切に思ってたある女の子がいてね、
その子の事を悪く思ってた女の子達が酷くいじめてたらしくて、
もちろんキヨは出来る限りあの子を守ってた。
けどこっちに進学すると同時に、その子はキヨを突き離したんだよ。
キヨと居ると私が不幸になるって、、
新しく進学した学校で違う環境になって充実した生活送り始めて、、
これで遠距離にはなったけどその子がいじめられる事も無くなるし、2人とも上手く行くと思ってたのに、
その子、キヨの知らないところで浮気してた。
人気者も大変だよなぁ〜笑、あれからなんだよ、キヨが少し変わっちまったの。
昔は彼女が居ない日なんて無かったのに、今じゃ誰とも向き合おうとしなくなってさ、
でもあいつ、Aちゃんとはよく話す、、Aちゃん?」
その話を聞き体が震えた。
『どうしよ、私もその子とおんなじ様な事しちゃった、、
私なんかにあんなに寄り添ってくれたのに、優しくしてくれたのに、
謝んなきゃ、』
フジ「「Aちゃん、、あの子はキヨといると私が不幸になるって言ってた。
Aちゃんとは違う。キヨも分かってるはずだから、、大丈夫。俺も協力する。」
私の震える手を優しく包み込んでくれるフジくん。
フジ「よしっ、!大丈夫だから、そこのコンビニでアイス買って帰ろう!
家どこ?俺送るから」
そう言うフジくんは私の手を引き立ち上がった。
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かむ - にゃんこさん!投稿お疲れさまです!お返事ありがとうございます!!新しいのがいつ出るのかとワクワクしていました...!私もにゃんこさんの作品を読んでると胸がキュッってします!wいつも応援してます!! (2021年8月26日 0時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - かむさん» お返事遅れてしまいました、、わー!かむさんー!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます見た瞬間胸がキュッとなりました、今日からまたゆるゆると更新する予定です!是非今後もご自愛ください! (2021年8月25日 3時) (レス) id: 44d94b632e (このIDを非表示/違反報告)
かむ - コメント失礼します!にゃんこさんの作品、全部見させていただきました!もう最高です!!これからも頑張って下さい!応援してます!!! (2021年8月19日 1時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2021年8月4日 4時