あめのちなみだ ページ13
女子1「あんた、これ。キヨが撮ったやつでしょ」
そう言う女の子が出したのは、私が鞄のポケットに入れていたキヨくんが撮った私の写真。
女子2「キヨと屋上で何してたの〜？笑
こんなくだんない写真まで撮らせちゃって、」
女子1「あんた、キヨの何なの？」
そう言うと、女の子が私の写真をビリビリと破き始めた。
『やめっ、、』
女子1「はぁ？何〜？聞こえな〜い」
女の子は細かく細かく私の写真を破き、私に投げつけた。
女子2「あんたみたいなつまんない人間と話すキヨの気持ち考えろよ笑」
女の子は私の結んでいた髪を乱暴に鷲掴み投げ離した。
髪がほどけてしまった私は居ても立っても居られず、手が震えながら教室を飛び出る。
心臓から詰まった何かが出できそうになり手で口を抑えながら壁にもたれ歩いた。
フジ「あれAちゃんじゃ〜ん！
お、キヨ！Aちゃん今日髪結んでな、、」
キヨ「んぁ？今日結んでただろ」
フジ「Aちゃん、、？」
私は途中遠くの方でフジくんたちの声がしたが、こんな所見られたくなくて
逃げるように口を押さえ走って階段を降り、私は学校を飛び出した。
ビショビショになりながらも私は走り続けた。
息が苦しい。脳裏でさっきの光景が永遠に再生される。
どうせキヨくんも今頃あの写真の残骸を見て女の子と笑っているのだろう_____
どうせ私をからかって遊んでいたのだろう_____
『おかあ、さん、、っ』
私は気がつくと、いつもは笑顔でお帰りと言ってくれる母がいるはずの家の前へと立ちすくんでいた。
荷物も学校に置いたまま飛び出てきたので鞄に入っている鍵もなく、私はドアにもたれかかり座り込んだ。
雨なのか涙なのか分からない。
私は唇を噛み締め、気がつくと気を失ったかのように眠ってしまった。
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かむ - にゃんこさん！投稿お疲れさまです！お返事ありがとうございます！！新しいのがいつ出るのかとワクワクしていました...！私もにゃんこさんの作品を読んでると胸がキュッってします！wいつも応援してます！！ (2021年8月26日 0時) (
レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - かむさん» お返事遅れてしまいました、、わー！かむさんー！凄く嬉しいお言葉ありがとうございます見た瞬間胸がキュッとなりました、今日からまたゆるゆると更新する予定です！是非今後もご自愛ください！ (2021年8月25日 3時) (レス) id: 44d94b632e (このIDを非表示/違反報告)
かむ - コメント失礼します！にゃんこさんの作品、全部見させていただきました！もう最高です！！これからも頑張って下さい！応援してます！！！ (2021年8月19日 1時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2021年8月4日 4時
