月4/26 くもり ページ2
4/26 くもり ☁︎
野口先生「え〜このクラスを担当する事になった社会科の野口です
この1年間、皆んなにとっても大事な1年で重要な1年になると思います。
皆んなで支え合って良いクラスを作りましょう
じゃあ出席取るぞー阿部さん、、、」
私は早くも高校3年生へと進級した。
特にこれと言った思い入れもないこの学校、クラス替えなんて私にとってはどうでもいい。
野口先生「、、Aさん」
『、、はい』
野口先生「清川さん、、、清川ぁ〜」
清川「んぁ?はい」
野口先生「おい清川、初日から何ボーッとしてんだよ
シャキッとしろー、お前それ寝癖か?髪がピョンピョンしてるぞー」
教室内にクスクスという声が浮かび上がっている。
どうやら私の後ろの席の人は髪の毛がピョンピョン跳ね、ボーッとした清川くんという人らしい。
まあどうでもいいんだけどね。
野口先生「じゃあ次、係を決めます」
係だって何でも良い、特に目立つことの無い美術か音楽系の係でサッと手を挙げよう。
野口先生「じゃあ次、美術係男女1人ずつ」
私は静かに手を挙げた。
野口「お、じゃあそこのAさんと後ろの清川で決定!」
え?
私は衝動的に後ろを振り返った。
そこには本当に髪の毛がピョンピョンして、思っていたよりもヤンキーみたいな見た目をした清川くんが手を挙げていた。
清川「____お前、曇ってんな」
『はい、?』
3秒程目が合ったもののよろしくの一言も無い清川くんが初めて発した言葉。
とても褒め言葉とは思えない。
彼の第一印象は最悪だった。
けれど彼はやけに真っ直ぐな目をしていた。
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かむ - にゃんこさん!投稿お疲れさまです!お返事ありがとうございます!!新しいのがいつ出るのかとワクワクしていました...!私もにゃんこさんの作品を読んでると胸がキュッってします!wいつも応援してます!! (2021年8月26日 0時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - かむさん» お返事遅れてしまいました、、わー!かむさんー!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます見た瞬間胸がキュッとなりました、今日からまたゆるゆると更新する予定です!是非今後もご自愛ください! (2021年8月25日 3時) (レス) id: 44d94b632e (このIDを非表示/違反報告)
かむ - コメント失礼します!にゃんこさんの作品、全部見させていただきました!もう最高です!!これからも頑張って下さい!応援してます!!! (2021年8月19日 1時) (レス) id: 91de7e5fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2021年8月4日 4時