イナイレGO～桜と雪と兎の少女 Ⅱ (ページ11)

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帰ったら私は病院に入院することになった

体中の痣だったり無理に体を動かしていたせいだった

次の試合には間に合わないそうだった

しかも病院を勝手に抜け出したら退院をどんどん先伸ばしにすると言われてしまった

退屈だけど今は点滴をしていて動くのが嫌になった

ｺﾝｺﾝ

「はぁーい。どうぞ」

馨「やぁ…ぇっと、そのなぁ…約束破って…」

「馨、謝らんでいいよ。私は大切なものを思い出したんだ」

馨「…そないなつもりはなかったんや。なんでや…なんで変わってもーたんや」

「変わった？ううん、私は元に戻っただけだよ」

馨「違う！そないなことはない…そないなことは…僕のことを分かってくれはるのは…Aだけやったんや。でも、今のAには分かってくれるわけないんや！」

「馨、君は何を言っているんだ。それに、私たちは敵同士なんだ。それに馨のことなんか分からないわ」

馨「そないなこと言わんといてーな。僕は…Aの…」

「何？」

馨「まだ言えへんのんや！もうええ、僕もう行くわ！」

「ぁ、うん。花束ありがとう。でも敵には変わりないんだからね」

馨は振り返らずに帰っていった

それにしてもあんなに焦った顔してどうしんだろ

貴方は私のなに？

私だちがあったのはあれが初めてのはず

暇だからテレビでも見よ

「ぁ…」

司会者『馨君はここ最近、仕事も増えて大変なんじゃないかな？』

馨『全然やわぁ～。み～んなの応援があるからや！』

司会者『若いねー！』

初めて見たなぁ

モデルとしての馨やっぱイケメンなんだなぁ

それにさわやかで