☾ ページ31
_
「わたし、なにもしてないよ???ちゃんと寝ただけ!!!」
翔平「Aちゃん、なんだろ、ちょっとサイズ感が変わった気がする。てかそんなスピード?!早くない?!」
樹「....やっぱり人間になったとはいえ、猫は猫だから成長スピードも猫と一緒の速さってことなのか....?」
猫や犬はあっという間に大きくなるし。
その辺はマースを見てるから分かる。
翔平「...そーいうことかもね。もしかしたら能力とかそういうのも日に日に人間らしくなってくのかも」
翔平の言う通り、もしかするとAが人間の大人になる日が来るってことなのか?
そう思うと、なんか胸の奥がどきっとした。
_____ピンポーン____。
ここで突然、インターホンがなった。
「あっ!!!誰か来た!!!」
樹「....え?」
翔平「こんな朝早くに誰....?!!」
恐る恐る、モニターをチェックする....。
樹「え........まこっちゃん来た........」
モニター越しに、キャップを被ったまこっちゃんが立っている。
翔平「はっ?!?!何で?!?ええええ?!?!?!」
「まことだーー!!まことー!!!」
Aはさぞかし嬉しそう。しかしこれはかなりまずい。
樹「...とっ、とりあえず話す」
___ピッ
樹「.....はい」
慎《あっ、樹さんおはようございます!すみません朝早くから》
翔平「ほんとだよ!!どうしたんだよ長谷川!?」小声
翔平はまた唐突にAが叫んだりしないように、Aの口を手で覆っている。
樹「おはよう。まこっちゃん、どした....?」
慎《いや翔平さんちゃんと起きたかなーって(笑)あとミアちゃんに逢いに来ちゃいました!》
翔平「逢いに来ちゃいました!じゃねえ!!!無邪気か!!そして俺は無事起きてるわ!!」小声
小声でめっちゃ叫んでる翔平。
樹「.....あっそっかー翔平は起きたよなんとか(笑).....ちょっと待って?」
慎《了解す》
あまりにも無邪気すぎる最年少組長谷川慎。
Aはいま普通の人間。ミアはどこにもいない。
猫耳だってちゃんとある。
樹「....どうする.....?」小声
翔平「...も...もう慎にも言っちゃおうか...」小声
Aの秘密を、まこっちゃんにも伝える事に.....
_
194人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Luna | 作成日時:2023年9月5日 18時