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「ほら、じっとして」
家に連れて帰ってくると、
さっそくタオルで水分を取り除く。
体を拭いていて分かったけど、メスの子猫。
しかしこいつ、とってもおてんばな様子で
体を拭こうとするとタオルに巻きついて離さない。
「...かわいいやつだな」
’’みぁうー！’’
返事をしてくれるところが本当にツボ。
ふと顔を上げると隣にマースがしれっと座っている。
「マース、新入り連れてきた。仲良くしてくれる？」
マースはくわっとあくび。相変わずなやつ。
子猫はマースをじっと見つめ、マースの元へ歩む。
’’みぁうみぁみぁうみぁうう’’
となんだか長文の鳴き声。
「挨拶してんの？(笑)」
マースは子猫をじっと見つめて、小さく’’ニャ’’と。
その後、フンっと風を切ってリビングへ。
先輩風吹かせてる感じがして面白い。
「...そうだ、名前きめなきゃな？」
そう呟く俺の手に巻きついて、
わちゃわちゃしてるこいつ。
’’みぁう〜’’
「ミァウミァウ鳴くから...ミアかな？」
女の子だしさ。
’’みぁうみぁう！！！’’
気に入ったのかな？めっちゃ食いつきいい。(笑)
てか、こいつ俺の言葉本当にわかってるみたいだよな。
名前は、ミアに決定。
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作者名：Luna | 作成日時：2023年9月5日 18時
