.サヨナラは必ず. ページ13
次の日
Aが珍しくお昼寝をしている時だった
ガチャッと扉を開く音
この荒々しさは誰かすぐに分かる。
トンクスだ
『ん…トンクス…どうしたの…』
ﾄﾝｸｽ「あ！A！ちょっと騎士団の連絡が入ってね！今夜も空けることになったから！！」
ﾄﾝｸｽ「夕飯は家にあるものテキトーに食べておいて！それじゃ！ばいばーい！」
と嵐のように去っていった
彼女のいない家はガランとしていて寂しい。
トンクスが居るだけでそこにまるで大きなランタンが置かれているような安心感があるのだ
今日も寂しい夜になりそうだな…
ー
翌朝
静かに扉を開ける音が聞こえた。
それを聞いたAはすぐに玄関へ向かう
『おかえり！トンクス！怪我はな…い…？』
そこには明らかに傷だらけで悲しげな顔のトンクスがこちらを見ていた
ﾄﾝｸｽ「A…」
珍しく力無くこちらを体を預けてくるトンクス
その様子はなんとも弱々しく、思わず背中を優しく撫でた
ﾄﾝｸｽ「どうして私はこんなに弱くて…みんなのこと助けられないのかな…」
『どうしたの…？ゆっくりでいいから、話して欲しいな』
一先ず温かいお茶を入れ、2人で向かい合って席に座る
トンクスは普段の様子とはかけ離れたポツ…ポツ…と
一言一言を噛み締めるように話していた
聞くところによれば騎士団のみんなと共に
魔法省神秘部にいるハリーたちの元へ出向き、死喰い人と戦闘になったということ
ベラトリックスと激闘を重ねた傷跡
ヴォルデモートの最も忠実な下僕である彼女に実力の差を見せつけられ、遂にはそこで意識を失ったということ。
そして自身が意識を失っている間に
大切な騎士団の仲間【シリウス・ブラック】がベラトリックスにより死のベールに押し込まれ、亡くなってしまったこと。
シリウスさんとは1回しかお会いしたことはないが
とても優しく、仲間思いな人だな。という印象があった
そんな頼り甲斐のある友人が亡くなるのは
想像を絶するような絶望感に苛まれるんだろう
話終わる頃にはズルズルと鼻を鳴らしながらおんおんと泣くトンクスの姿が
《辛い…助けて…》
思わず出た言葉が『今日はもう…寝よう…』だった
ﾄﾝｸｽ「え…」
『きっと今は心に余裕が無いんだよ。それに夜からぶっ通しだったんだし。朝だけどさ！寝た方がいいのかも？？みたいな…？』
励まし方がわからないAを見て
トンクスはふふっと笑を零した
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葵 - 続編とても待ちどうしいです！頑張ってくださいまってます！ (5月14日 9時) (
レス) @page50 id: fad29a6ed8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - ひなのさん» 嬉しいです！ありがとうございます。これからは毎日更新にしていければと思っています(><) (2022年6月15日 22時) (レス) id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - いつも「はぁ？なにこれ最高かよ！」と思いながら読ませて頂いてます。私は欲を言うと毎日更新の方が嬉しいですが、作者様の無理のない更新頻度で大丈夫です！(更新して頂けるだけでありがたい)これからも応援してます！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: 7ba680f472 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - マナさん» 最終章の展開まで構成を練っていますが、今後の展開を話したらお話が面白くなくなるかもしれないので秘密です^^*！ 夢主闇堕ちエンドなどにはならないのでご安心を！笑 (2022年5月27日 21時) (レス) @page4 id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公は幸せになるのでしょうか？ (2022年5月27日 13時) (レス) @page5 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年5月27日 11時
