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Aは相変わらず拗ねている。
かわいいな、俺たちに妬いたの？と聞いても全然こっちを向かないし。素直になったと思ったのに、自分の格好は棚に上げて俺たちのことをチクチク言い出した。
あのな、俺たちはここに来ても女性と話したりしないぞ。
「嘘だもんそんなの、オッパかっこいいのに誰とも話さないなんておかしい」
「Aだってそうだろ、こんな薄着で一人でいるなんて！」
「私なんて誰も見てないよ」
「バカ、こんなかわいい子他にどこにいる！」
「オッパたちは綺麗なオンニが好きなくせに」
「やー…Aはそんなこと言う子じゃなかったぞ」
Aは通い始めてまだ一週間ほどらしい。
セクシーで綺麗な女の人になりたくて、体のラインを変えるためにトレーナーも付けている。もちろん箝口令を敷いて。
Aについていたトレーナーヌナに聞けば、別室でホットヨガやピラティスなどもやっているから俺たちとは鉢合わせなかったようだ。
「…おい。なんでAがいる、なんだその格好は」
「ほら、ウジ来たぞ。A、観念しろ」
「…そんなにこの服ダメですか？」
「ダメに決まってるだろ、前ちゃんと閉めろ」
「ぐえ」
「やーウジ、髪挟むよ」
ウジの眉間に皺が寄り、青筋が立ったような表情でAのファスナーを上げた。
俺もだけど、ウジはAの露出や服装に対してとても過敏である。安売りするな、ヨジャアイドルたちと同じ格好していいわけないだろ、Aは別だ、なんて。
ウジにはAは絶対に勝てない。
俺みたいに褒め殺しや嫉妬などには、簡単に屈しないんだ。俺はちょっと、そういうのには弱い。
「…はあ、ほんと。Aは想像力が足りないんだな」
「…想像力？」
「俺がいつも怒るのは、俺たちの妹であるAを、邪な目で見てほしくないからなんだよ。男なら誰でも、Aのそんな格好を見たら良くない想像をするに決まってる」
「……オッパたちも？」
「するよ。さっき見つけた時、いい女だな〜って思って見てた」
「…俺たちがそうだから、いつも止めるんだろ、バカかお前は」
今度は、Aの顔が真っ赤になった。
変に鈍感で大雑把なんだよな。
ぶかぶかのトップスに短パンでコンビニ行こうとするし、男に警戒心はあるけど、変なとこ抜けてる。
「…A、俺たちがここで運動するのに妬いたんだって」
「ヒョン…、それほんとに？」
「綺麗な女の人が好きなくせに〜って拗ねてんの」
「はは、なんだそれ子どもか」
→
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KEY(プロフ) - いつもありがとうございます🙇いつも最高です！ (2022年10月14日 22時) (
レス) @page43 id: e6e7d876c8 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - すごくキュンキュンします、何回も読み返してます😭 (2022年9月27日 10時) (レス) @page41 id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
名無し54892号(プロフ) - 作者様のお話本当に大好きなんです…！とってもキュンキュンして読んでるだけでも胸が苦しくなってくるような、本当に素敵な作品だと思います🥲何回も読み返して更新されてるかな？と見に来てしまっています笑決して無理はなさらず続きが読めるのを心待ちにしてます！ (2022年9月4日 15時) (レス) id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！！これからも無理のない範囲で良いので更新して頂けると嬉しいです私の生活の一部なんです🥲💞これからも頑張ってください！！ (2022年8月20日 19時) (レス) @page38 id: 0a0a63f7c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 作者様の作品とても大好きで何回も読み返させていただいています！ これからも無理のないように更新していただけると幸いです！これからも頑張ってください！ (2022年8月20日 16時) (レス) id: cc4c34b3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2021年8月21日 4時
