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「あれ、赤ちゃんがいる」
ウジの作業室、久しぶりに顔出そうと思って覗いたら大きいソファにちいさく眠るAが丸まっていた。掛けられていた毛布はウジのもので、それを握りながら眠るAによく変な気が起きないな〜とウジを尊敬するね。
相変わらずモニターと向き合って集中するウジの肩を叩く。ヘッドホンを外したウジはジョンハニヒョン、どうしたの？と嬉しそうに笑ってくれた。
「ずっと顔出してなかったから〜差し入れ」
「やった、ありがとうヒョン」
「いいえ。Aいつの間に帰ってきてたんだ〜？」
「ヒョン、こいつさっき寝ついたとこだからそっとしてね」
「ふふ、やだなーなんもしないよ」
差し入れのコーラとレタスバーガーを頬張るウジの頭を撫でて、Aの寝るソファの空いたスペースに腰を下ろした。
背中をさすってあげると、また少し動いて、止まる。ふふ、これじゃあ本当に赤ちゃんじゃん。
でも、撫でた感触がなんか…少し違う。最近Aが忙しくてまた痩せたのかと思っていたけれど、脚や腕の筋肉のつき方が変わった気がする。
「A、もしかして体鍛えてる？」
「たぶん。でも運動ってよりはピラティスとかヨガとかリハビリを兼ねたものらしい、ジム通ってる話は聞かない」
「じゃあスングァンに聞いたらわかるか。明日聞こう」
眠りが浅いはずのA。以前はすぐ起きたのに、最近はぐっすり眠っているみたいで、目をこすりながら朝ごはんを作ってる姿を見かける。
ウジもAのことは本当に可愛いと思ってるんでしょ？髪や耳を撫でるその顔、愛おしい以外の言葉で表せないと思うけど。
「…おまえは、俺の赤ちゃんだからな〜」
Aが子ども扱いしないでと怒るのも、赤ちゃんと言わないでと拗ねるのも含めて愛おしいと思うけれど。それを恋愛に変換できるかと聞かれると、俺はノーかも。
ずっと手元には置いておきたいし、離す気もないんだけど。
「ヒョンとかウォヌに、子ども扱いされてるの気に食わないってずっと言ってたよ」
「あは、ウォヌも？」
「そう。意味わかんない、おこちゃまって言われたって」
「なにが違うんだよ〜Aや」
なんで私が赤ちゃんなの？ディノじゃないの？
そう俺にぷんすか怒るのも、変わらないね。
だって褒めたとして、謙遜して素直に受け取らないじゃん、Aは。
「お前がどうしようもなくかわいいからだよ、Aや」
この赤ちゃんは、いつになったらそれがわかるんだか。
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＊ゆいな＊(プロフ) - 更新待ってました（ ; ; ）最高です！今まで読んできたお話の中で一番大好きで何度も何度も読み返しました！！更新もちゅんちゃんさんのペースで無理しないで下さいね(*^^*)いつも応援してます！大好きです！ (2021年6月12日 11時) (
レス) id: 805ae0b089 (このIDを非表示/違反報告)
フィガロ - 更新はもうしれないのでしょうか（ ; ; ）？ 突然更新が途切れてしまったので心配です…お知らせなどでもいいので何か報告待ってます(^^) お話の内容とっても好きです！更新も楽しみにしていますm(_ _)m (2021年5月19日 0時) (レス) id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
＊ゆいな＊(プロフ) - 久々の投稿ありがとうございます！！！！ハニオッパきゅんきゅんしました！！ (2021年3月30日 20時) (レス) id: 805ae0b089 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 更新待ってます！ (2021年3月5日 0時) (レス) id: 68c62b5d72 (このIDを非表示/違反報告)
さか(プロフ) - ふわふわした話だけじゃなくて、少し辛いお話が混ざってるのがとても好きです。でも、あまり過度ではなく直接的な痛い表現などは避けて書かれているのかなと伺えるので読んでいても辛い気持ちにはなりません。程よく読みやすくとても好きなお話です。 (2021年2月13日 6時) (レス) id: 4188621a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年11月27日 8時
