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ご飯を食べ終えて車に向かうエレベーターの中、車椅子を押すときのウジオッパはいつも少し楽しそう。車椅子なんて押したことない、とちょっとうきうきしている。
地下の駐車場で車に乗るために私を持ち上げるウジオッパは、いつも息ひとつ乱すことは無い。私を奥の窓側に座らせて、シートベルトをつけてくれて。その隣で座ったオッパを見ていると、寒いか？と首を傾げて心配そうな顔をしてくれた。
どうして、みんな優しいんだろう。
私、活動に参加出来ないのに。
そして、その練習に顔を出していないのに。
「…オッパ、迷惑かけてごめんね」
「いいよ。あと迷惑じゃない。早くAの飯が食べたい」
「…うん。シートベルトつけてくれたの、キュンとした」
「……そうかよ」
照れた顔を隠そうとしても、私が奥に居るから見えるもんね。にやにやオッパを見ていたら、またほっぺをぐにぐに摘まれる。私のことを可愛くない変な顔、なんて笑うけど、オッパはそんなこと、本当に思ってないって顔してるよ。
宇宙工場がある会社に着いた時も、ウジオッパは抱きあげて降ろしてくれた。香水をつけないけれど、いつもシャンプーのいい匂いがすることを怪我したことで気がついた。今度、私が好きな匂いのシャンプーをプレゼントしようと思う。
がやがやする会社の廊下、車椅子で通るとみんなが道を開けてくれるのが申し訳ないような、恥ずかしいような。
「居た、A！わあ、本当に怪我して…」
「ミンギオッパ、こんにちは」
「ヒョンたち、スケジュールこれから？」
「そう、もう行くよ。Aがここ通るって聞いて待ってたの、ウジもいたんだね」
「…俺よりAですもんね」
「あは、拗ねるなよウジや」
車椅子で会社を進むと、廊下の奥から大好きなオッパたちが5人で走ってくるのが見えたから手を振った。この間1位記念でご飯をつくった時は、まだ怪我をする前だったかな。もしかして急いでるのかな、少し話せたらいいな。
私の怪我を知って連絡をくれたけれど、ちゃんと会うのは初めてだった。
「あ〜もう行かなきゃ、少ししか会えなかった」
「ウジや、ちゃんとA休ませてるのか？」
「はい、もちろん。はは、ヒョンたちAの本当のヒョンみたいですよ」
「俺たちはAの味方だし、ヒョンだよ。この子は俺にとっても妹だからね」
「…ミニョニオッパ、ありがとう」
「自分を大切にね、A」
かっこよくて憧れの5人。
やっぱり大好きな、私のオッパたち。
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みお(プロフ) - 初めまして！初めてこの小説を見つけた時とても面白くて一気にシリーズ全部読んじゃいました！めちゃくちゃ好きな内容でした！リクエストしても大丈夫ですか？他のグループとの絡みが見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月18日 7時) (
レス) id: 34e40ccb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 春さん» その通りです…！分かりにくい例えですみません(；；) (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - ひょにさん» 遅くなってしまい申し訳ありません、可愛いヒロインを褒めて頂きとても嬉しいです…！これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - シンメってジャニーズ好きだったときによく聞く言葉だったのでそうかなと思って聞きました！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 3d6b19a635 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - 三章おめでとうございます(^^)いつもこっそり読まさせていただいてます…(笑)可愛らしい夢主ちゃんに憧れております…！ちゅんちゃんさんのペースで頑張ってください応援してます！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年9月30日 22時
