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車椅子を押すから僕たちのことも指導してほしい、とぴょんぴょん飛び跳ねながらドンピョくんが私の後ろでウキウキしている。
デフィみたいな子だな。
ヌナヌナ！って嬉しそうにくっついてくるあの笑顔を思い出して少し懐かしい。
「…先生たちに昨日、つまんないって言われてしまって」
「うーん、確かに山はないです。ただ単に知っている振りを合わせただけって感じがします」
「僕たち、誰も振りの経験がなくて。それぞれ分担してつけた振りなんです」
「なるほど、だから一貫性がなくて、ぶつ切りなんですね」
キムグクホンさんと、ファンユンソンくんが主に中心という感じのグループ。
Believer、重いサウンドでアクセントはつけやすい曲なのに、普通の振りがただ続いていたらそれはつまらない。
大人と少年が混じりあったチーム、経験もあるけれど、若い子も多くてコンセプトがいまいちハマりきっていない。
振り分担は基本の方法だけど、きちんとまとめて話し合うことがとても大事だと思う。纏まりがなければならない。
「…コンセプトはセクシー、ですよね？」
「はい、そのつもりです」
「うーん…若い子が多いし、1つ大きいタイトルのようなものを決めて、それを突きつめた方が面白いかな、って思います」
「タイトル…」
「A先生っ、僕ってやっぱりセクシー似合わないですか？」
後ろからぴょこっとのぞきこんできたドンピョくん。
彼の目は腫れていて、泣いたのかな。きっと彼なりに色々悩んでこのチームに来たんだ。
順位が高い子だし、埋もれてしまうよりは良いと勇気の出してこの決断をしたんだ。
もう1人、ドンピョくんの隣で不安そうに私を見つめるクムドンヒョンくん。ドンピョくんよりもさらに年下であることを知って驚いた。
彼は魅せ方が本当に上手で印象深い。彼のこともよく覚えている。この曲の選択は納得がいった。
「ううん。セクシーが似合わない男の子なんていませんよ」
「…僕でも？」
「はい。たとえば、狼男とか吸血鬼だとか、そういうファンタジーのものって容姿はほぼ少年じゃないですか？でも、夜のイメージでとてもセクシーです。美しい女の子を狙って食べる」
「…わあ…A先生みたいな？」
「ふふ、私は美味しくないですよ」
キムグクホンくんが、ピンと来たような顔でメモに殴り書きしているのが見えた。
さすがに手助けしすぎかなとも思ったけれど、目をこんなに腫らしてまで悩む子がいたら仕方ないんじゃないかな、なんて。
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みお(プロフ) - 初めまして！初めてこの小説を見つけた時とても面白くて一気にシリーズ全部読んじゃいました！めちゃくちゃ好きな内容でした！リクエストしても大丈夫ですか？他のグループとの絡みが見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月18日 7時) (
レス) id: 34e40ccb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 春さん» その通りです…！分かりにくい例えですみません(；；) (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - ひょにさん» 遅くなってしまい申し訳ありません、可愛いヒロインを褒めて頂きとても嬉しいです…！これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - シンメってジャニーズ好きだったときによく聞く言葉だったのでそうかなと思って聞きました！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 3d6b19a635 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - 三章おめでとうございます(^^)いつもこっそり読まさせていただいてます…(笑)可愛らしい夢主ちゃんに憧れております…！ちゅんちゃんさんのペースで頑張ってください応援してます！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年9月30日 22時
