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「…んん」
「お、…A、起きた？」
「…ん、オッパ…？」
「よく寝てたな、えらいぞ」
目が覚めたとき、傍に居たのはスンチョリオッパだった。
もうお昼を過ぎて夕方に差し掛かる時間。
そんなに寝ていたんだ…。
傍にペットボトルにストローが刺さったお水と、わたあめが置いてある。うれしいな、おいしそう。
「…わたあめ？」
「ウォヌが買ってきた。今は飯の買い出しにミンギュとソクミンと行ってるよ」
「……帰ってきたら、ありがとうって、いわなきゃ…」
うん、と私の額を触って髪を撫でるオッパを見て、気付いた。
少しキレイめな、誰かに会うような、外に出る格好をしている。
もう夕方なのに、これからどこに行くんだろう。つい、服の裾を握った。
「ふふ、Aかわいい、どうした？」
「…どっか行っちゃうの、オッパ」
「んー…うん、まあちょっと。なに、行ってほしくないの？かわいいなあ」
「……いかないでっていったら？」
「っうわあ、ええ〜…？ん〜じゃあ、Aがもっかい寝るまで居る…！」
嬉しそうに顔を手で塞いで笑うオッパがかわいい。
たぶん、会社に行って話をするんだと思ったの、だから引き止めたい。
オッパはメンバーのために会社に怖がらず意見する人だから。
私のためにきっと、言いに行くんだと思う。
今日はオッパはお休みなはず。だって、運動場で鍛えて追い込むんだって昨日言ってた。運動場に行くならこんなきちんとした格好はしないから。
私が体調を崩してしまったせいで。
「A、起きた？ごめんね、いま洗濯回してた」
「ジスオッパ、」
「起きてもここに居るって言ったのに、ごめんね？」
ジスオッパ、柔軟剤の匂い。
抱きしめられると、なぜか素直になってしまう。
皆に迷惑をかけて、私のためにお休みの時間を使わせてることが、申し訳ない。目が熱くなって、涙で潤む視界。溢れて、頬を熱い涙が伝わっていく。
私が体調管理出来ていないせいで、またオッパに迷惑をかける。
ジスオッパは泣いている私に気付いて、優しい顔のまま眉毛を下げて頬を拭ってくれる。スンチョリオッパはこういうとき、慌ててどこか痛いのかって言うの、ずっと変わってないよね。
「…どうしたの、なんで泣いてるの？」
「A、何処が痛い？辛いか？苦しいのか？何か飲むか、えっと…寒いか？」
「……黙ってたら分からないよ、A」
私がひとりだけ、女の子だから。
体のせいで、こんな風に迷惑をかけるのが、辛かった。
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みお(プロフ) - 初めまして！初めてこの小説を見つけた時とても面白くて一気にシリーズ全部読んじゃいました！めちゃくちゃ好きな内容でした！リクエストしても大丈夫ですか？他のグループとの絡みが見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月18日 7時) (
レス) id: 34e40ccb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 春さん» その通りです…！分かりにくい例えですみません(；；) (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - ひょにさん» 遅くなってしまい申し訳ありません、可愛いヒロインを褒めて頂きとても嬉しいです…！これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - シンメってジャニーズ好きだったときによく聞く言葉だったのでそうかなと思って聞きました！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 3d6b19a635 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - 三章おめでとうございます(^^)いつもこっそり読まさせていただいてます…(笑)可愛らしい夢主ちゃんに憧れております…！ちゅんちゃんさんのペースで頑張ってください応援してます！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年9月30日 22時
