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皆がどんどん、宿舎から出ていくのを見送る。
行ってくるね、と頭を撫でられて見送るのはすごく久しぶりに感じる。
私も今日はトレーナーのスケジュールがあり、久しぶりに練習生に会うはずだった。
私がトレーナー業に専念するために、全員のスケジュール以外に私にオファーが来たものは皆に割りふられている。
だから皆だって倍は忙しいはずなのに。
私が普段している家事が今日は出来ないから、忙しい皆に全てツケが回っていて…。
本当に申し訳なく思う。迷惑しかかけてない。
「…Aや〜？大丈夫？」
「ジョンハニオッパ、」
「ごめんね、オッパも今日スケジュール入ってて…、ジスとあと何人か、今日ここに居られるって。だから家のことは、心配しないでね」
「…ごめんなさい、迷惑かけちゃう…」
「なんで謝るの〜…ほらおいで」
オッパはいつも、こういうときに抱きしめてくれる。
今日もベッドに腰掛けて、体を起こした私を引き寄せて優しく抱きしめてくれた。
いつもいい匂いがして、イメージと違って体がしっかりしてて大きいから安心できて、やっと張り詰めた心が深呼吸できる気がするんだ。
頭を撫でられてうとうてしてると、怖い顔をしたままのジスオッパがベッドに歩いてくるのが見えて。怖くてジョンハニオッパの服をぎゅっと握った。
それに気づいたハニオッパは嬉しそうに笑う。
「…あは、ジスや。怖がらせないでよ、そんな顔して」
「え？…あ、Aに怒ってないよ。仕事詰め込みすぎる会社にイライラしてるの」
「スンチョルが近いうち話しに行くみたいなこと言ってたよね」
「…やだ、けんかしないでほしい…、」
「しないよ。…Aはなんにも悪くないよ、オッパたちに任せてればいいんだ」
「…そろそろ薬が効くかな、」
ジョンハニオッパがまた優しく枕に頭を乗せてくれて、ジスオッパが私に毛布をかけて、とんとん優しく摩る。ジスオッパもハニオッパも、どうしてこんなにいい匂いがするんだろう。
突然の逆らえないくらい強い眠気と、ぼーっとするような、ふわふわする頭で気づく。
リーダーズが持っている睡眠薬。きっと、スングァンのくれた薬の中にあったんだと思う。
「…オッパ、」
「…ん？もう寝な、眠いでしょ？」
「……おきても、そこにいる、？」
「…うん、ずっと居るよ。だから安心して寝ていいからね」
「…かわいいなあ、A」
眠ることが怖いわけじゃない。けど、広いベッドで一人で眠るのは久しぶりな気がする。
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みお(プロフ) - 初めまして！初めてこの小説を見つけた時とても面白くて一気にシリーズ全部読んじゃいました！めちゃくちゃ好きな内容でした！リクエストしても大丈夫ですか？他のグループとの絡みが見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月18日 7時) (
レス) id: 34e40ccb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 春さん» その通りです…！分かりにくい例えですみません(；；) (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - ひょにさん» 遅くなってしまい申し訳ありません、可愛いヒロインを褒めて頂きとても嬉しいです…！これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - シンメってジャニーズ好きだったときによく聞く言葉だったのでそうかなと思って聞きました！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 3d6b19a635 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - 三章おめでとうございます(^^)いつもこっそり読まさせていただいてます…(笑)可愛らしい夢主ちゃんに憧れております…！ちゅんちゃんさんのペースで頑張ってください応援してます！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年9月30日 22時
