大人にはなれない ページ13
「ディノや、ごめんね。怒ってる…？」
「知りません。勝手にどうぞ」
「えっ、ディノ…」
Aがチャニの後を追いかけて、必死にご機嫌取りをしている。
割とこういう、拗ねたフリしてAの気を引こうとするのはミンギュやスングァンにありがちだけどディノはなかなかしない。
ディノはもう夜遅いのに外に出てしまったから、このまま朝まで帰らなかったりして。
本気で落ち込むAを捕まえて、理由を聞いてみた。俺にはただ2人とも可愛いからいいんだけどさ、このままでも。
「あ〜…テーピングとアイシングを練習生にしてたところに、ディノが迎えに来たんだ？」
「だって、その練習生、膝腫れてて。痕もあったから過去に手術したんだと思うんです。だから心配で、」
「そう、なるほど」
「…ウォヌオッパ、私なんかしたと思います？」
「まあ、してなきゃあんなに怒ってないだろ」
「やっぱり…」
ディノに連絡を取ったら、やっぱり1人で飲んでるみたいだから俺も行くことにした。車でいいかな、タクシー拾うのも面倒だし。
飲んだとしても、まあ帰りは代行呼べばいいだろ、なんとかなる。
車のキーを手にしたらAは、どこ行くの？一緒に寝ないの、って聞いてきた。
あ、そっか。
俺今日はAの横で寝るんだったっけ。
リビングで夜食を平らげるスンチョリヒョンに、今日Aの横代わって欲しいってお願いした。
めちゃくちゃにやけながら、まあいいけどってクールに答えてるつもりで了承してくれた。
「ウォヌや、どこ行くにしても、あんまり遅くなるなよ」
「俺早く帰ってきたら、隣の件は無しで」
「存分に楽しんでこい！！体が許す限りな！」
「あは、嘘ですよヒョン」
寝るぞ〜とスンチョリヒョンに肩を組まれたAは、俺の手を握って本当に行くの？とうるうるの目で見てきた。
その顔、無意識でやってるなら相当小悪魔だぞA。
「A、ちゃんと寝ろよ？明日また一緒に寝よう」
「…ウォヌオッパ、ごめん、ありがとう。本当なら私がいくべきなのに」
「ん？なにが？俺はただ外に出るだけ、Aは関係ない」
「……明日はオッパが迎えに来て、一緒に寝てね」
「なにそれ、かわいい」
クールに決めたつもりだったけど、Aが可愛くて振り向いて頭をぐしゃぐしゃに撫でてやった。
ディノ.罪は重いぞ。
俺がAの隣で寝る権利を譲って、わざわざ夜中に迎えに行くんだから。
「おやすみ、A。オッパがなんとかしてあげるよ」
→
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みお(プロフ) - 初めまして！初めてこの小説を見つけた時とても面白くて一気にシリーズ全部読んじゃいました！めちゃくちゃ好きな内容でした！リクエストしても大丈夫ですか？他のグループとの絡みが見てみたいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月18日 7時) (
レス) id: 34e40ccb1d (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 春さん» その通りです…！分かりにくい例えですみません(；；) (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - ひょにさん» 遅くなってしまい申し訳ありません、可愛いヒロインを褒めて頂きとても嬉しいです…！これからも応援よろしくお願いいたします…！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: 1570d559b0 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - シンメってジャニーズ好きだったときによく聞く言葉だったのでそうかなと思って聞きました！ (2020年10月6日 23時) (レス) id: 3d6b19a635 (このIDを非表示/違反報告)
ひょに(プロフ) - 三章おめでとうございます(^^)いつもこっそり読まさせていただいてます…(笑)可愛らしい夢主ちゃんに憧れております…！ちゅんちゃんさんのペースで頑張ってください応援してます！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 05506812b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年9月30日 22時
