MT SVT REALITY 合宿編 #2 ページ42
念のためにディノの背中や肩をスタッフさんに見てもらうと、少し赤くなっていたらしい。ディノは男の子だから大丈夫、って笑っていたけど…。
「おいA、ぼーっとすんな。貸せ、やけどする」
「…ウジオッパ」
「さっきから呼んでるのに、どうした」
「ごめんなさい、ぼーっとしちゃって…」
ご飯作ってたんだっけ。炒めていた野菜が焦げてなくて安心した。ウジオッパの綺麗な手がフライパンと木べらを持っているのをぼーっとまた見ていたら、ウジオッパ顔がドアップで入り込んできた。
「わっ、」
「今日なんか変だな、A。熱でもあるのか」
「A、熱あるの？」
聞きつけたシュアオッパにおでこを冷たい手で触られて目を閉じた。手が離れて目を開けると、心配そうな顔でまた覗き込む。
「少し熱っぽいね、だめだよ。クプスや〜！来て！」
クプスオッパにシュアオッパがA少し熱っぽいから、と一言添えて私を預ける。クプスオッパは顔色を変えて、また私のおでこに手を当てた。あ、クプスオッパの手はシュアオッパより、あったかい。
また目を閉じたけど、何故かふわっと浮いたから慌てて目を開けた。クプスオッパが私を軽く抱き上げて、キッチンから離れてソファに降ろされた。
「オッパ、私ほんとに大丈夫です…！」
「俺には病院ちゃんと行けって言うのに、Aは自分を大切にしないのか？ほら、熱計って」
「うっ…」
体温計を渡されて測ったけど、少し高いけど微熱だった。けど、オッパの顔は曇ったまま。
オッパの上着を着せてもらって、肩を抱き締められて、どきどきして。熱が上がる感覚がした。
オッパは筋肉でがっちりとした男の人だから、なんだかいつも意識してしまう。
「自分の不調くらい気づけ。キッチンでなんかあったらどうするんだ？」
「…ごめんなさい」
「それに、こういうときくらいのんびりしてほしい」
そういえば、こんなふうに普段宿舎でゆっくり休むことが少ないことに気づいた。まったく苦ではないことだし、好きでやっているけど。
目の前でゲームではしゃぐメンバーの声も、いつもなら洗いものをしながら背中で聞いてる。なんか嬉しいな、みんなでずっと一緒にのんびりするなんて…。
「いい？今日はオッパと居ること！これはオッパをフルネームで呼んだ罰だから！」
「ふふ、オッパかわいい」
「なんとでも言えっ」
「ぐえっ」
クプスオッパのぎゅーは、ミンギュと違ってくるしいけどいい匂いがしてあったかくて、安心する。
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ちゅんちゃん(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！いま�イ泙任△蠅泙后�ページ上部のシリーズ全てを見る、から飛べると思います！ (2021年11月6日 21時) (
レス) id: d1cd92e110 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - おもしろくて一気に読んじゃいました〜！！�△盂擇靴澆任� (2021年11月5日 23時) (レス) @page50 id: 8bf5dbbddd (このIDを非表示/違反報告)
いちご - なんか色可愛いんだが(真顔)面白かったんでホシくんポチっとなしときますねはい。(※彼女は中学生です) (2020年7月27日 21時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
ちゅんちゃん(プロフ) - 瑪瑙さん» はっ…！！エメラルドの…！エメちゃんの大ファンです！読んでもらえて本当に嬉しいです…！なかなか進まなくてだらだらしたお話ですが、そう思って頂けて嬉しいです…(*`ω´*)もっと頑張ります！ありがとうございます！ (2020年7月18日 0時) (レス) id: 9b4c1ba7dc (このIDを非表示/違反報告)
瑪瑙(プロフ) - 文章から感じとれる優しさと愛がいっぱいの雰囲気と主人公と周りのメンバーの愛して愛されるという関係がとても素敵です！私も紅一点物を書いていますがこんな可愛い女の子は書けないです。更新楽しみにしています！ (2020年7月17日 2時) (レス) id: 17f4ccf88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2020年7月1日 0時
