ＥＳＳＥＮＴＩＡＬ〜始まり編〜

☾ ページ26

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「きょうもおしごとがんばろうねいつきくん！！！」




樹「そうだね。準備しよっか」







成長は日に日にするけど、Aの知能はあまり変わってない様子。




着替えをする時に、まこっちゃんのキャップが目に入った。







樹「......」








俺は無言で、そのキャップをクローゼットにしまう←
代わりに俺のキャップをかぶせる。


そういえば、Aの服とか色々買ってあげないとな。
今日も俺のぶかぶかなシャツを渡した。








「いつきくん、まことのぼうしは？？」




樹「....俺の帽子じゃだめ？」




「ううん！！！いつきくんのぼうしがいい！！」









ハッ！...........勝った。


こんな些細なことで喜ぶ俺はやっぱり単純。








樹「よし、じゃあいこっか」







今日はリハと撮影。
メンバー達に会うから、厳戒態勢で臨んでいこう。



今日も気が抜けない。







＿＿＿＿ピンポーン






ん......？





「わあ！！いつきくん！！」





家のインターホンが鳴って、早速インターホンのモニターを確認したAが嬉しそうな声をあげる。




嫌な予感しかしない。。。








「まことがきたよ！！まこと！！！」







ほら、今日もはじまったぞ？







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