全員ライバル ページ25
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___翌朝
樹「......ん」
カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ます。
目を覚ましても、ぼやける視界。
「いつきくん」
聞きなれた声。.......あれ?
樹「A....?」
昨日は結局、猫のままで1日を終えたはずなんだけど....?
「いつきくん、おきた??」
樹「A、いつ戻った___.....っ!?!?!?」
俺を呼ぶAの方を見ると、驚いて声が出なくなる。
「へへ.....なんかまた、大きくなっちゃった!!」
Aが、明らかに昨日の体のサイズとかけ離れて成長していたから。
具体的にいえば、幼稚園生が、小学生(といっても小3.4)くらいまで成長した感じ。
樹「おっ、おっきくなったね.....」
「ねこの成長スピードは、人間より早いからね!!」
Aの言う通り、猫は生まれて1ヶ月は人年齢にすると1歳、6ヶ月では9歳....1歳半を迎えるときには、人にすると20歳って言われてる。
でも明らかに、成長の仕方がおかしい。
本物の人間になっていってるっていうことなのかな....
「いつきくん???」
考え込む俺を覗き込むA。
樹「、ああ、ごめんごめん。A、なんか人間に近づいてってる感じがしてさ」
「そうだと思うよ!!!だっていつもお祈りしてるから!!このまま人間になれますようにって」
祈るポーズをするA。
「そうしたら、ほかのひとに何も言われない!隠れてすごさずにいつきくんといれるもんね!!」
Aなりに、猫としている自分と、人間でいれる自分を比較して気にしていたらしい。
樹「....A、こっちにおいで」
成長したといえど、まだまだ小さいAをぎゅっと抱きしめる。
樹「俺はどんなAも大好きだよ」
「みんな、わたしを守ろうとしてくれるのは嬉しいんだけどね、」
樹「だからこのまま俺のそばにいて?」
俺は、まだ喋りたそうにしているAのおでこにそっと口付けた。
いつも大胆で無邪気なAには負けられないし。
「うふふ、なんか照れちゃうな....///」
おでこを押さえて照れるAをまたぎゅっと抱き締めた。
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小夜(プロフ) - 気長に待ってます\(❁´∀`❁)ノ𖤐´- (11月1日 12時) (レス) id: dadb786653 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 小夜さん» 小夜さま 更新が止まっていてすみませんんん!!!小夜さまちょっとまっててくださいね(;;)!! (11月1日 6時) (レス) id: 49b5b7b283 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - しょへかっこいい、まこちゃん(´・д・`)( ꒪Д꒪)ヤバ… (10月19日 19時) (レス) @page41 id: dadb786653 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 小夜さん» 小夜さま 年下4人のやんちゃ感、表現して書くの楽しいです♡♡(笑) (10月15日 4時) (レス) id: 49b5b7b283 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 年下組が可愛いすぎ\(❁´∀`❁)ノ𖤐´- (10月13日 12時) (レス) @page36 id: ff089aa4d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2023年9月18日 0時