16ぶんこ ページ15
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_樹side
その後リハが思ったより長引いた。終わったのは21時45分。
__Aが、あと15分で猫に戻る。
翔平「まずい、まずいぞ.....!!?早く話さないと!!」
慎「あと、15分ですよ?間に合わないかもです」
樹「.....急ごう.....」
楽屋に急ぐ俺ら。今はAの事を先にリハを終えたボーカルの3人が見てくれているはず。
楽屋に入ると____。
「いやだいやだいやだ!!もどりたくない!もどらない!このままでいる!!」
と、RIKUさんに抱き抱えられながら、泣き叫ぶAの姿が_。
陸「どういうことなの、Aちゃん?りくさんにおしえてよぉ〜...」
RIKUさんは、困ったようにAの背中をぽんぽんと擦りながら、もらい泣きしてしまっている。
北人さんはどうしたらいいのかわからないような様子で立っている。
壱馬さんに至っては、下を俯いて微動だにしない。
樹「RIKUさん、!!すみません、遅くなりました」
陸「....っああ〜!樹ぃ〜!Aちゃんが、"もどりたくない"、"このままでいる"ってさっきからずっとこの調子で泣いてるんだよ〜、俺もうどうしたらいいか、、」
泣きわめいているAを見るのは初めてで、俺らも驚いている。
慎「RIKUさん泣かないでください、大丈夫です。とりあえずAこっちにおいで」
まこっちゃんが、RIKUさんからAを受け止めようと手を伸ばした時。
___ガシッ
壱馬「慎。何が大丈夫なん?」
まこっちゃんの手を、壱馬さんがガシッと掴む。俺らは息を呑んだ。
壱馬さんは、震える声で続けた。
北人「ちょ、壱馬どうしたの、」
壱馬「Aの秘密、あるんやろ?はよ話してくれ」
北人さんの制止には耳を傾けず、壱馬さんはまこっちゃんの手をやや乱暴に振り払い、俺ら3人をジッと見つめる。
怒りにも見える.....だけど震えるような目で。
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小夜(プロフ) - 気長に待ってます\(❁´∀`❁)ノ𖤐´- (11月1日 12時) (レス) id: dadb786653 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 小夜さん» 小夜さま 更新が止まっていてすみませんんん!!!小夜さまちょっとまっててくださいね(;;)!! (11月1日 6時) (レス) id: 49b5b7b283 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - しょへかっこいい、まこちゃん(´・д・`)( ꒪Д꒪)ヤバ… (10月19日 19時) (レス) @page41 id: dadb786653 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 小夜さん» 小夜さま 年下4人のやんちゃ感、表現して書くの楽しいです♡♡(笑) (10月15日 4時) (レス) id: 49b5b7b283 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 年下組が可愛いすぎ\(❁´∀`❁)ノ𖤐´- (10月13日 12時) (レス) @page36 id: ff089aa4d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2023年9月18日 0時