【 約束のネバーランド 】私、人間と鬼の間に産まれました

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ママ｢あのね、A。｣



A｢なぁに？ママ｣



ママは座っていた椅子を立って、こちらに歩いてくる。そして私の手を握った




ママ｢Aはもうすぐ12歳になるわよね。その時、Aは研究所に戻らなきゃ行けない。人間として、家族というものを学んだのだから、次はもっと別の場所でお勉強なのよ｣

私の誕生日はだんだん近づいてくる。


それまでに脱獄が成功するとも思えない。


3人でさえ救うことが出来ないのか？



いや、絶対救ってみせる



A｢みんなと離れるの寂しいな｣





ママ｢そうね。でもね、研究所に研究材料として、このハウスの誰かを研究所に送ることになったの｣



そう言い、本部からの手紙を私に見せる


衝撃的な事実。これ、使えるかもしれない。



ママ｢あなたの推薦が欲しいの。誰を本部に連れていくかのね｣



きた。これは使える



A「うーん。考えておくわ。今決めてって言われても無理だもの。でも、フルスコアの3人を推薦すると思うな｣



イザベラは顎に手を当て考える



A｢そう。わかったわ。よく考えて推薦してね｣


私の考えは、もし脱出前にこのプラントからフルスコアの誰かが出荷されることになったら、その子を推薦して研究所へ送る





私もそのうち研究所に送られるから、そこから私と一緒に脱獄してもらう戦法だ





ママ｢あぁ、そうだわ。明日から新しいシスターが来るわ｣





……………！！



私たちが動いてることはママにはバレてるとは思ってたけど、まさかこんなに早く、敵が増えるなんて、、




A｢そうなんだ。ママも楽になるね。家事とか色々と｣




ママ｢そうね。




それに、レイが裏切る可能性を考えて。ね。｣




……………………！！！！




私がレイは内通者と知っていると確信しているんだ。私の計画がバレるのも時間の問題だなぁ。



たくさんの本が並ぶ本棚の横を通り、私はママの隣に行く




A｢私には関係ないわ。だって、


私も鬼だもの｣


にっこり笑いながらママを睨む。

するとママは驚いた顔をして、クスクスと笑う



ママ｢そうね。あなたが成長するにつれ、食事も人肉になっていくかもしれないものね｣




人肉だなんて反吐が出る。食べたくない。私は人間だ。そう心の中でいいきかせて、私は扉の方へ



A｢じゃあ、レイの制御頑張って。私のお父さんたちを困らせないように｣



にっこり笑って、ママは、ええ。と言った

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