たとえ私が壊れてしまっても……。< 2 >

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その11 ページ31

～レオside～

Aはレオの腕の中で眠っている。

ついに、ついにこの日が来た。

Aを俺のものにする日が……！

レ「あいつのせいでお前が悲しい顔をする所を見るのはのは嫌だからな……。」

もうAには時間がない。

レ「あいつは諦めたか……。」

やっぱりこいつと一緒にいるのは俺だな。と思った時。

ア「だーれが諦めたって？」

伝説の死神が現れた。

～アンダーテイカーside～

レ「チッお前か。」

ア「来いと言ったのはお前だろう？…クローディアを返してもらおうか。」

レ「…返す？プッ…アッハハハハハ！！Aをこんな風にしたのは他でもないお前だろ？そんな奴に返せると思うか？

第一、Aはお前の元に戻ることを望んでないからな。」

ア「……なら、力づくで返してもらうよ。」

レ「ハッ。ちょうどいい。ついでにお前を殺してやるよ。」

害獣がAを安全な場所に寝かせる。

レ「すぐに終わらせるからな。」

チュ

ア「っ！！！この、害獣がっ！！！！」

デスサイズを出して獲物を狙う。

レ「おっと、危ない。おいおい、Aに当てるつもりか？」

ア「小生を誰だと思ってるんだい？クローディアに当てるわけがないだろう。」

レ「へぇ……。でも失敗しないわけじゃあないだろう？

こんな風に。」

害獣が一瞬で懐に入る。

ア「！？がっ！！」

横腹を蹴飛ばされた。

早いっ……！

ア「…チッ、ガハッ！」

仰向けの状態で倒れたため、腹を踏まれる。

レ「本当に伝説の死神かよ。口程にもねぇな。

遊び相手にもならなかったが、お前が生きてるとAが悲しい顔をするからな。

さっきも言った通り、殺してやるよ。」

ア「小生が、そんな簡単に殺されると思うか、かはっ。」

レ「いいから黙って殺されろよ。

じゃあな、伝説の死神。」

クローディア、不甲斐ない小生を許しておくれ……。