たとえ私が壊れてしまっても……。< 2 >

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その4 ページ24

セバスチャンとシエルはどこかに出かけていった。

貴「はぁ……ゲホッゴホッ。」

レ「大丈夫か？」

貴「レオ…！？なんで……。」

レ「またあいつに気絶させられるなんてことがないように見張ってんだよ。

…A。」

貴「何？」

レ「もしかしたら、お前が弱ってる理由、わかったかもしれない。」

貴「奇遇ね、…私も、なんとなく…わかったかも。」

レ「恐らく……。

.

「「クローディアの死体が蘇ろうとしている。」」

貴「ドッペルゲンガー、かな……。自分と全く同じものに会うと、死ぬって話だよね。」

レ「おおむね、そのとおりだろうな。だから外には出ない方がいいと思うぞ。」

貴「…さすがに、そこまでしなくていいと…思うけど。会わなければ、いいん…だから。」

レ「どうせまたすぐ会うと思うぞ？またあいつなんかしてるらしいからな。」

貴「……そうだけど……、ずっと、ここにいるなんてつまんないよ…。」

……コンコン。

貴「？誰だろ…。」

レ「俺が出ようか？」

貴「……それはダメでしょ、って、いつのまにファントムハイヴの執事の格好になってるの！？」

レ「理由がつけれるからいいだろ？」

貴「、とにかく、私が出るから。」

ガチャ。

貴「、！？貴方は……。」

ドアを開けると、そこにいたのは女王の執事のジョン•ブラウンだった。

貴「今、坊ちゃんはいらっしゃいませんけど……。」

ジ「そんなことはわかっています。」

貴「？では……。」

ジ「今回は貴女宛てに女王陛下からの御手紙です。」

貴「……私宛てに？」

そして、手紙を受け取る。

貴「っ……！？」

宛名には、クローディア •ファントムハイヴ様と書いてあった。