たとえ私が壊れてしまっても……。< 2 >

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その14 ページ2

ついに、ついに来た……！

レ「決して裏切らず、奢らず、

この聖なる学舎を巣立つまで、互いを高め合う関係を築くことを聖ジョージに誓おう。

お前に寮弟の契りを申し込む。

A•ライトニング。」

貴「謹んで、お受け致します。」

貴「ッフ……あはっ……ちょろすぎ。こんな簡単に真夜中のお茶会に参加できるようになるなんて。

早速校長に挨拶しなくちゃね。」

～シエル組～

シ「ハァ～……。オペラ歌手にでもなった気分だ……。」

セ「ここ最近の坊ちゃんの名演ぶりは中々のものですからね。いっそこのまま役者を目指されては？」

シ「イヤミなら受けて立つぞ？」

セ「とんでもない。心よりの賛辞でございます。」

シ「余計タチが悪い！！」

セ「厄介者を排除し、同時に目的の地位まで一気に手に入れたのです。順調ではありませんか。」

シ「だが最終目標には程遠いぞ。例のライトニングはもう監督生の寮弟になったらしいしな。」

セ「そういえば、彼は一体何が目的なのでしょうか。坊ちゃんと目的が同じであれば、彼に聞いてみるのも策だと思いますが……。」

シ「あいつは目的がわからない上に信用ならない。僕が自力で突き止めてみせる。」

セ「左様でございますか。」

～Aside～

監督生の寮弟になったあと、私はジョアン•ハーコート君を自分の寮弟にした。

かわ……ゴホンゴホン。そこそこ使えそうだしね。

ー白鳥宮ー

グ「バイオレット！

俺はいつまでこのポーズをしていればいいんだ！？」

バ「んーー。

絵が完成するまで。」

グ「だからそれはいつだ！？」

はぁ……ウルサイ。賑やか過ぎるのも厄介だな……。

特に面白い話も出ないし、振られたら適当に返しとこ。