※初夜1※<JENO> ページ12
ソファでいつものようにキスをしてきたジェノの首に腕を回して応える。唇が離れてもじっと見つめて動こうとしない私にジェノは「ん？」と微笑みかける。
「……ジェノってさー、、、私としたいって思わないの……？」
jn「え…」
目を丸くするジェノ。
「友達にまだなのって驚かれたんだよね。私ってそういう魅力ない………？」
jn「え、いや僕はAはそういうの興味なさそうだなと思ってむしろ我慢してたんだけど……」
「………じゃあもう我慢しなくていいよ」
☆
ジェノは私を押し倒し、口に舌を入れてくる。
耳を軽く塞がれながら深いキスが続くので、次第にふわふわと気持ち良くなってきて、私から言い出したことなのに「これだけでいいかも…」と思ってしまう。
いや、だめだ。
jn「最後に聞くけど本当にいいんだよね？」
「いいよ。…ジェノとしたくて言ったんだもん」
ごくりとジェノの喉仏が動くのが見えた。
「……あ…」
ジェノの指が私の中に入ってくる。なぜだか急にぶわっと恥ずかしさが込み上げてきた。
「ね、顔恥ずかしいからぎゅってして…？」
jn「ん」
するとジェノは私の体を起こして自分の上に跨らせて、向き合って座る形になった。私はジェノの首に抱きつく。私の中で動くジェノの指が少しずつ増やされる。変な声だけは聞かれたくなくて声を我慢する分、息が荒くなる。
☆
Aは顔が見えるのが恥ずかしいからとこの体勢になったけど、こっちの方が余計密着するから僕にとっては生殺しの状態だった。
声を我慢しているのか耳元で聞こえる息遣いが少しずつ荒くなる。声も聞かせてほしいんだけどな。
「ん…………はあ、……あっ」
指がある部分を掠るとAの反応が少し変わった。ここが感じる部分らしい。それにしてもAって多分初めてのはずなのに、その割にやけに体の反応がいいのが気になる。
jn「ずいぶん反応いいね？感じやすいのかな？」
「……………1人でしたことあるからって言ったら引く…？」
え？
正直驚いた。本当にこういうことに興味がないんだと思ってたから。
「あ、でもね、するって言っても自分でだと気持ちいいのがどうしても怖くなっちゃって途中でやめちゃうから、最後までできたことはないんだけど……………だから、ジェノおねがい」
はあ、この子ほんとに………………………
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作者名：にゃむ | 作成日時：2023年12月30日 18時
