【文スト】メイドさんは聖母様です

Reunion ページ8

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リンは地下牢に居た。

鴎外から特別に許可を貰っているので、問題は無い。

彼女の目的はある人物に会うことだった。




「お久しぶりです。




＿＿＿＿＿レイ様」



地下牢の中に居た青年＿＿＿＿レイは僅かばかり目を見開いた。驚いたようにリンを見る。
リンは嬉しそうにニコニコと笑っていた。



「どうして···」


何故彼女が此処に居るのか。


何故彼女が生きているのか。


何故彼女は歳を取っていないのか。




そんな疑問がレイの脳内をぐるぐる回る。


リンはその疑問を感じ取り、口を開いた。




「レイ様には申しておりませんでしたね。


私もレイ様と同じ＿＿＿＿＿不老不死の人間なのです」



リンは太宰に死ねと云われたら死ぬのかと問われた際、死ねないと答えた。それは精神的な意味ではなく、物理的な返答だったのだ。


不老不死だから死にたくても死ねないのである。



「そうか」


「····善かった。レイ様、嬉しそう」




リンはほっとしたように笑う。
傍から見れば無表情なのだが、どうやらリンには判るらしい。
レイも否定すること無く頷く。


「むかしの知り合いにであえるのはうれしい。
あと、もう"様"はいらない。もうおまえの"上司"じゃない」



そう言い放ったレイにリンは哀しそうに眉を下げ、頸を振った。



「いいえ。貴方は変わっておりません。昔のまま、気高く美しいお人です。私は敬愛を込めてレイ様とお呼びします」



リンは胸を張り、笑顔ではっきりとそう言い放つ。


レイはそんなリンを見上げ呟いた。




「おまえもかわらないな」


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レイ君をお借りしました！！

君の世界に、意味を与えよう

本当に面白いです((

レイくんとリンの関係は察してください。ほら、リンはメイドですからね、分かるでしょ？？←←


ちなみにリンの狂気に満ちた番外編を評価が40とか超えたら書いちゃいます(ただのお知らせ)←←

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