【文スト】配達のお兄さん、お料理します【男主】

お兄さんのバレンタイン（アイザ君） ページ7

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「食べた。美味かった」



「えっ、はやっ⋅⋅⋅⋅⋅」



アイザックにチョコレートを渡した有島は驚いたように目を丸くする。それからアイザックの口元を見て、笑う。



「チョコ、付いてるよー？ ほら」


「ん、」



アイザックの口の端に付いたチョコレートをウェットティッシュで拭き取った。
それから、何故か落ち込んだ様子のアイザックに頸を傾げる。



「どうかした？」



「チョコ、もうなくなっちまった⋅⋅⋅⋅」



「もー、アイザ君、そんな落ち込まないでも良いよ。お兄さんがまた作ってあげるから！」


「ほんとか？」


「勿論！ じゃあ、今から作るね！ 未だ材料は沢山あるし⋅⋅⋅⋅⋅」


有島はエプロンを着けながら台所に立つ。
アイザックも後ろを付いていく。



「まずはお湯を沸かしてーっと⋅⋅⋅⋅⋅」



「ちゃんと作れよ？ さっきのとは別のやつな！」



「はいはい。ちゃんと美味しいの作るから、大人しくしてなさい。ね？」


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅ん」



有島に頭を撫でられ、珍しく大人しくなるアイザック。
彼は子供扱いが好きではないのだが、有島は別らしい。尤も、チョコレート効果もあるのだろうが⋅⋅⋅⋅⋅。


結局、大量のチョコレートを作りすぎて二人で消費するはめになったらしい。


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(大量だけど⋅⋅⋅⋅それぞれ違う味だから全然いける。)



(そう？ そう云って貰えると、お兄さん嬉しいよ⋅⋅⋅⋅⋅)

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