【キ.ヨ】嫌いな人が好きな人【実.況.者】

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別に言い返す気にもならなくて、そのまま廊下を歩き続ける。
ただ、ひとつだけ。よかったと思えることがある。
キヨ君の事が好きな女の子たちは、私に嫌がらせなんてしないからだ。
ま、進んで話しかけてくる子もいないけど。
理由は知らない。別に知る気もないし。

そんなことを考えていたら、目的の教室に着いた。
扉を開けようとしたとき。中から女の子たちの話し声が聞こえてきた。

「ねぇ、Aちゃんって何でキヨ君たちに嫌われてんの？」

そんなの私が知りたい。

「えー、ただ単にあの子がウザいからなんじゃないの？」
「そんなのでキヨ君たちが嫌うかなー」
「そんなのあたしたちが知るわけないじゃん」
「まあそうなんだけど。気になるじゃない、あそこまで毛嫌いしてたらさ」
「そんなのどうでもいい。キヨ君に嫌われたくないし、あの子には話しかけないようにしよ」
「そんなの当たり前ー」

…最悪だ。あのとき廊下を引き返したらよかった。
彼女たちに、私に嫌がらせをする理由なんてない。
だけど、私を嫌う理由なんて、キヨ君一人がいるだけで充分だったんだ。

私は走った。さっき彼らとぶつかった廊下を。嫌なことを聞いた廊下を。

最悪だ。本当に。

走って教室に戻り、自分の机に座る。
ポーカーフェイスは得意なんだ。絶対にばれないだろう。

泣きそうなことなんか。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ごめんなさい全然進展しなかったです。
女の子の悪口を書きたくて(ゲス顔)
相方がちゃんと進めてくれる！だろう！

信じてるよ、にゃこ(ｲｹｳﾞｫ)。

お目汚し失礼しましたー

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