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綴
「ひっ……！」
皆の声に悲鳴を漏らす……Aちゃん、でいいのかな…？
そんな彼女に、お構いなしに質問攻めするバカが数人。
シ「Aは今関西ネ？」
「関西…？東京出身ですが…」
良かった、この人は普通の人だ……
やっぱり普通はこの反応だよなぁ。
至「何歳、と見た。」
「あぁ、年齢ですか？
18歳です。」
一「花のJKってやつー？」
「JK…？」
JKという略語を知らないなんて、なんて純粋で良い子なんだ…！
真「綴、さっきからウザい……」
綴「ごめん真澄……今ちょっと感動してる。」
真「キモい……」
もう真澄に何て言われようが何も感じない。
この変人だらけのMANKAIカンパニーに常識人が増える……！
咲「ね、ねぇ！」
「……？」
咲「君ってもしかして、花学の子？」
「そうだけど……」
え、一緒の高校なの？
万「あー、噂の美少女モデルってこいつのことか。」
ピコンッ
臣「あ、監督からだ。」
真「監督…ッ！」
「お姉ちゃん…ッ！」
何でだろう、今二人の声が同時に聞こえたような……
幸「何？あんたシスコンなわけ？」
「ち、違うよ…！」
幸「シスコンって言葉は知ってるんだ。」
「……お姉ちゃんがよく言ってたから…」
紬「あはは、それもそれでどうなんだろう…」
ナイス月岡さん。
真「で、監督は何て？」
臣「もうすぐ帰るって。」
真「……。」
綴「ちょ、真澄！お前どこ行くんだよ！」
急いで真澄の腕を引っ張る。
真「玄関で監督待つ。」
綴「お前なぁ…」
「私も待ちます。」
……ん？
真「……何で。」
「私もお姉ちゃんを待ちたいので。」
いつの間にか向かい合ってる二人の間には……
まるで火花でも散っているような気がした。
真「勝手にすればいい。」
「是非そうさせていただきます。」
そうして立ち去っていった二人。
丞「……おい、アレいいのか？」
東「うーん、困ったね…」
至「まさかの百合展開。」
シ「姉妹同士の禁断の恋ダヨー！」
三「百合ってなぁにー？」
左「お前は知らんで良い！」
皆が困惑するなか、おもむろに口を開いたのが一人。
天「俺、あいつのこと知ってる。」
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作者名：☆イッチー★ | 作成日時：2018年7月9日 18時
