黒バスに転生トリップした男主

征十郎の誕生日（番外編） ページ44

「豆腐…豆腐…湯豆腐…」

俺は今、美味しい湯豆腐を作り中だ

ﾌﾟｸﾌﾟｸ

「お、泡が出たな」

塩と酒を加える

「コタツも用意したし後は征十郎が来るだけか」

ゆったりとしながら征十郎が来るのを待つ

ピンポーン

「来たか」

玄関へ向かいドアを開ける

「いらっしゃい」

赤「今日は何か用事ですか先輩」

「毎回言ってるけど敬語はいいって言ってんだろ」

赤「先輩ですから、一応」

「一応って…まぁいい寒いだろ、上がれ」

征十郎は「お邪魔します」と言って家の中へと入った

赤「家族の人とかは居ないのですか?」

「今日は居ないぜ、皆どっか行ったからな」

赤「そうですか」

少し長い廊下を会話をしながら歩いて行く

「ここでちょっと待ってろ」

俺だけ部屋の中に入り少したってから征十郎を呼ぶ

「入ってきていいぞ」

赤「いったい何がしたいんですk((ﾊﾟｰﾝ「誕生日おめでと、征十郎」……」

征十郎は少し驚いたように固まっている

「湯豆腐あるけど食うか?」

赤「…頂きます」

声をかけると少し遅れて反応があった
鍋の蓋を開けるといい匂いがした

征十郎が目を輝かせながらｲｿｲｿとコタツの中へと入ってくる

「じゃあ食うか…頂きます」

赤「頂きます」

ﾊﾌﾊﾌと美味しそうに湯豆腐を食べる征十郎

赤「美味しい…」

「そうか、それは良かったぜ」

赤「俺の為に用意して頂きありがとうございます」

「喜んでくれたなら嬉しいぜ(^^)後コレはプレゼントだ」

赤い紙で包装された箱を征十郎に渡す

赤「コレは…?」

「プレゼントだが…開けてみてもいいぜ?」

征十郎は箱の中を開けた

赤「赤い…タオルですか?」

「バスケ頑張ってるからな、部活の時にでも使えたらいいと思ったんだが…これで良かったか?」

赤「湯豆腐まで貰って…A先輩ありがとうございます」

深々と頭を下げる征十郎

「そう畏まるな…まだ湯豆腐あるぜ?」

赤「そうですね…A先輩」

「ん?何d((chu♡…ん?」

赤「湯豆腐とプレゼントのお礼です」

「…お礼がキスとはな」

赤「他のが良かったですか?」

「いや、コレでいいぜ」

これ以外だと高価なモンをプレゼントされそうだ

赤「ついでに…俺はコレがファーストキス何ですが責任とっていただけますか?」

「おう、いいz…はぁ!?」

赤「じゃあコレからよろしくお願いします」

征十郎はそう言ってまたﾓｸﾓｸと湯豆腐を食べ始めた

「(…まぁいっか)」

俺も黙って湯豆腐を食べる事にした

一年間→←鋏

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