狐面の彼女の探し物 File2 (ページ44)

今日:12 hit、昨日:18 hit、合計:68,614 hit

Data90 ページ44

「あ、甲板に出る前に………はい」

ｴｰｽ「コレ…」

私はエースに"赤い狐面"を手渡した

「…言い難いんだが、世間では君は戦争で亡くなったことになっている。

海上だからそうないとは思うが人に見られると面倒だろう？

慣れるまで時間が掛かるだろうが常に着けることを勧める」

ｴｰｽ「分かった。………コレどうやって着けるんだ？」

「あぁ、後ろで紐を結ぶんだ。後ろを向いてくれ」

ささっと紐を結ぶとエースは感嘆の声を上げた

ｴｰｽ「おぉ～、こんなお面初めて着けた。A達っていつもこんな感じなんだな」

「なんとなく私達と同じ方がいいかと思って狐面にしたが、嫌だったら言ってくれ」

ｴｰｽ「いや、むしろコレがいいんだけど…。え、嫌って言ったら直ぐに他の出て来るのか？」

ﾛｯﾃｨ「Aの趣味がマスク集めだからな…。可愛いやつから不気味なやつまで店だせんじゃねェかって位色々揃ってるぞ」

ヘェ～見てみてェ、とエースは言っているが

まず今は赫子を出す練習が先だ

厳しいと思うが自分が喰種であると自覚してもらわないと話も進まないからな

「私のコレクションは後で見せるから早く甲板に行くぞ」