狐面の彼女の探し物 File2 (ページ30)

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Data76 ページ30

「ロッティが起きた所で頼みがあるんだが…」

ｴｰｽ「なんだ？」

「私達の船からある薬を取ってきて欲しいんだ」

ﾃﾞｭｰｽ「薬ならおれが行こう。エースじゃ不安だ」

ｴｰｽ「なんだよ不安って、おれだって薬ぐらい取ってこれるわ」

ﾃﾞｭｰｽ「で、何処にあるどんな薬だ？」

ｴｰｽ「無視かよ」

「研究室のプレートがかかっている部屋の薬品棚の中だ。瓶に"Rc"と書いてあるから直ぐに分かる筈だ」

ｴｰｽ「Aも無視かよ」

ﾃﾞｭｰｽ「分かった」

ｴｰｽ「おい」

デュース君は部屋を出ていった

エース君は先程デュース君に不安だと言い放たれたのが不満なのか何かブツブツと言っている

少しぼーっとしているとロッティが話しかけてきた

ﾛｯﾃｨ「なあ、エースって"火拳のエース"か？」

「嗚呼、こんなに愉快な人だとは思わなかったな」

ロッティとそんなたわいもない話をしていると

ｴｰｽ「ずっと気になってたんだけどさ、なんで顔隠してんの？」

ﾛｯﾃｨ「あ～おれが顔バレするとちょっとまずいから付けてるんだ。

Aは狐面を付け始めた頃お揃いのものに憧れてたみたいで”私も付ける～!!”って言う感じだな」

「お、おい!!そんなこと言わなくていいだろ!!!」

ｴｰｽ「はははっ!!!A顔真っ赤だぞ!!」

「～～ｯｯ笑うなっ!!!!」