狐面の彼女の探し物 File2 (ページ18)

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Data64 ページ18

～2年前～

偉大なる航路(グランドライン)に入り、しばらく経った

この日、珍しく私は気分がどんよりと沈んでいた

「…なあ、ロッティ」

ﾛｯﾃｨ「なんだ？」

「奴(・)はどこに居るんだろうな…」

ﾛｯﾃｨ「…どうした急に」

「だって、8年も探しているのに見つからないんだよ？

奴が生きてるかも分からないのにこんなに探し続けて無駄なことをしている気になって…」

ﾛｯﾃｨ「そんな事言うなんてAらしくねェな、そんなネガティブになる事じゃねェだろ」

ロッティはひとつため息をついた

つい、涙目になってしまう

「…幻滅した？」

ﾛｯﾃｨ「いいや、Aは相変わらず頭が固いと思ってよ」

??どういうこと…？

ﾛｯﾃｨ「もっと楽観的に考えればいいんだ。そもそも奴が生きていなかったらそれはそれで喜ばしいことだろ？」

「…うん」

ﾛｯﾃｨ「それにこうやって世界中を回ってるのも旅感覚で楽しんで行けばいい」

「…………そうだな、ロッティありがとう」

ﾛｯﾃｨ「たまにはそういうこともあるさ。あんまり溜め込むなよ

そういう時はおれに頼れ」

「嗚呼、適度に吐き出すよ」

ﾛｯﾃｨ「あ、あとA昔の口調に戻ってたぞ」

「え!?」

ﾛｯﾃｨ「久々に見たけど可愛かったなw」

「っ～～わ、忘れてくれ!!!」