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「…ホントに長かった」
目を閉じため息をついた彼にうんと頷く。
ずっと先輩の相談をしていた。
一言も面倒臭いと言わず、ずっと聞いてくれた。
その間にも宮舘くんは私の事を想っててくれてたんだね。
「宮舘くんのこと好きになってよかった」
頬に触れた手に自分の手を重ねる。
「好きになってもらわなきゃ困る」
眉を八の字にして笑った宮舘くんは、もう一度ゆっくり私に近づいて。
もう一度キスをしてくれたのだった。
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「予想はしてたけどまさか本当に舘さんの好きなやつがAだったとはねぇ」
ある日のお昼休み。
私の腰に手を回す宮舘くんに苦笑いを浮かべたのは深澤くんである。
なるべく私から深澤くんを遠ざけるように、そして私を守るようにギュッと抱き寄せられる。
その光景を見て呆れながらコンビニのおにぎりを食べる深澤くん。
「Aにあんまり近付かないで変態」
「ちょっと待ってくれ。君が今Aちゃんにしてることは変態的な行為ではないのかい？
………てか、舘さんって付き合ったら積極的になるんだね」
爆発寸前の私を放って話を進めないで欲しい。
近い近い近い近いよ宮舘くん！！！！
ほのかに香るのは宮舘くんの匂いで。
お弁当食べたいのにこの体制じゃ無理だ。
というかこの心情で食べたら味なんかきっと分かりゃしない。
ヘルプミ〜…
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作者名：ガム | 作成日時：2022年9月25日 15時
