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ーーーYOUーーー

気だるい体に力を込める。

ごろんと体の向きを変えようとするも、ぐっと力が加わるその手のせいでさせてもらえない。

後ろから伝わるヒチョルの体温。

今何時かな。

カーテン越しの窓の外はまだ明るいことだけは理解できた。

HC「まだこのまま〜。」

起きようとしたのが伝わったのか、ヒチョルの左腕はわたしの首の下を通り、折れ曲がって手のひらで肩を包み込む。

A「、、、重い。」

HC「我慢。」

寝起きのときの掠れた声で囁き、右手でそっと、わたしの頭を撫でる。

体はまだ少しだけだるさが残っているものの、心地よい感触と空気感にまた眠気に襲われる。

A「、、、もう起きる。」

HC「眠たいくせに。まだ寝てよ。」

そのあとすぐに眠ってしまったのか、次に気がつくと陽が傾き始めていた。

さっき感じたぬくもりはなくて、少し寂しく思いつつも自由になった体をゆっくり起こす。

寝室を出てリビングを見渡す。

見当たらないし、物音ひとつしない部屋に、急に不安感が募る。

買い物、、、?

今日はどこにも行かないって言っていたし。

音がないからいるはずないのに、トイレ、バスルーム、もう一度寝室を覗く。

どこにもいない。

何度も何度もぐるぐると同じ場所を探し回って、

A「ヒチョル?」

声をかけるけれど、いない。

まさか、ヒチョルがわたしを置いていくなんて。

悪い方にばかり考えが及び、リビングの真ん中に立ち尽くしてしまった。

何をしたらいいのか、どうすべきか、何を考えたらいいのか、まったくわからなくなって、ただ静かに涙が頬を流れてゆくのを感じた。



HC「、、、起きた?」

後ろからお腹に回されたたくましい腕。

HC「え、なんで泣いてんの?w」

リビングでそのまま立ち尽くしていたところに、コンビニのビニール袋をぶらさげて帰ってきたヒチョル。

玄関ドアの開く音にも気付かなかった。

HC「なんかあった?」

振り向いてぎゅっとしがみつくわたしをひっぺがし、手のひらで頬を包みながら優しく問いかけるヒチョル。

A「どこ行ってたの?」

HC「ん〜?腹へったから食うもの買ってきた。」

A「、、、一緒に行きたかった。」

ゆら〜ゆら〜っと体を左右に揺らされながら、ヒチョルは何か察したみたいで笑った。

HC「起こしても起きなかったから、ミアネ。w」

ゆら〜ゆら〜が終わると、またぎゅっとして、そして頭をぽんぽんしながら、

HC「夜、映画観に行こう。」

そう言った。

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minoko1002(プロフ) - 更新ありがとうございます。いよいよですね?(笑)(笑)正座して待ってます!(笑) (2017年5月5日 19時) (レス) id: 76f8834603 (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - minoko1002さん» minokoさんいよいよです!!いよいよなんですけど、ねぇw意味深w (2017年4月25日 7時) (レス) id: cac479abcc (このIDを非表示/違反報告)
minoko1002(プロフ) - 怒濤の更新ラッシュきたこれ!(笑)いよいよ入隊に入籍! (2017年4月23日 0時) (レス) id: 76f8834603 (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - minoko1002さん» minokoさん、喜んでもらえたみたいでよかったです(*^^*) (2017年4月22日 15時) (レス) id: cac479abcc (このIDを非表示/違反報告)
minoko1002(プロフ) - あかんやつやん!もう!参りましたm(__)m更新まってました!全私が泣いた(笑)(笑) (2017年4月19日 2時) (レス) id: 76f8834603 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャイン | 作成日時:2015年12月17日 8時

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