455 ページ15
ーーーHCーーー
HC「悪ぃ、これ3人で分けて。」
まだ1人目のサインを書き終えたばかりだった。
学生「オッパ、サインを分けるってどうしたらいいの?」
学生「うける。w」
学生「彼女さんのとこに早く行ってあげてください!!」
早く早く!!と快く送り出してくれた3人に手を振って駐車場に向かう。
あいつ、こんなときだけ歩くの早ぇんだから…。
Aの後ろ姿はもうだいぶ前、すでに車のそばにあって、車の間をすり抜けて、視界が開けた場所まで行くとその姿はひとりではなかった。
そこからはゆっくり歩いて…触れられるそばまで近付く。
HC「誰??」
後ろからAの肩を抱いてこめかみ辺りに唇を押し当てた。
驚いたのか少し離れて、俺を見上げてくるA。
HC「どちら様ですか?」
もう一度、今度はAを囲む男2人に向かって言い放つ。
「え…スジュの…?」
「ヒチョル?うっそー!!おねーさんの彼?」
HC「ほら、行くぞ。」
Aの手から車のキーを奪った。
「めちゃくちゃカッコいいッスね!!」
「握手してください!!」
男が男の手を握って何が良いんだか。
HC「乗っとけ。」
Aを助手席に押し込み、握手は事務的に済ませた。
「どこ行くんですか?」
「おねーさん綺麗だしヒチョルさんカッコいいし、すげーカップルですね。」
見た目すごく悪いことしてそうなのに意外と素直だった2人に見送られ、車に乗り込んだ。
助手席のAは車窓を見つめ続ける。
HC「あいつら、何?」
A「なんでもないよ。」
HC「話、してただろ。」
A「…大した話じゃない。」
こっちを見もしないAに段々頭にきてた。
HC「お前、これからどこ行くかわかってる?」
こんな雰囲気で親に挨拶なんて、できる神経が理解できない。
Aに会うのを楽しみにしてた母親にこんな姿見せるのかと思うと口が止まらなかった。
HC「やめるか?引き返しても別にいいけど。」
本当にそう思ったわけじゃないのに、口に出したらそれもアリだと思い始めてしまった。
A「行こうって決めたのもヒチョルだし、行かないって決めるのもヒチョルがそうすれば…」
Aがそこまで言うと、その後の言葉を遮るように携帯が着信を告げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 660人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シャイン(プロフ) - minoko1002さん» minokoさんいつもありがとうございます♪もっとキュンキュンさせちゃおっかな〜♪w (2015年12月15日 21時) (
レス) id: fc466d0b01 (このIDを非表示/違反報告)
minoko1002(プロフ) - 更新ありがとうございます。ただいま、仕事。休憩中でござるよ。ひちょるさんに、キュンキュンしてしまいました。これから仕事が手につきません。責任とってください(笑) (2015年12月7日 13時) (レス) id: 691c522ebe (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - え、やっぱminocoさんエスパー。w そして泣いたんですか?w うるじませよ♪いつもありがとうございます!! (2015年11月22日 21時) (レス) id: e225eab03c (このIDを非表示/違反報告)
minoko1002(プロフ) - 泣いたわ(笑)ちょっとぉ！！会社で泣かせないでくださいな！(笑)byエスパーみのこ。 (2015年11月22日 18時) (レス) id: 691c522ebe (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - minoko1002さん» minocoさんて、エスパーなの?なんで更新しようと思ってたことわかるの?わたしはぺんみ9日昼です。残念、ご挨拶できず( ・ε・) (2015年11月22日 15時) (レス) id: e225eab03c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シャイン
| 作成日時：2014年11月4日 0時
