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ぜってー殴ってやるという決意はしたものの。
二ヶ月ぶりのAの匂いに、少し心臓がどきどきする。
携帯をなくすのなんて日常茶飯事。
しかもこいつに携帯を持たせても能をなさない。
二ヶ月前も、「携帯〜？んーない！」なんて馬鹿なことを言っていたA。
毎度毎度俺のアドレスや番号を登録させてめんどくさいったらありゃしない。
yg「A、」
「んふふ、かわい、ヒョン」
yg「るせー黙れ」
「ありゃ、ご機嫌ななめ？俺ヒョンに冷たくされるの辛いなあ、」
Aの膝の上に座りながら耳や手を愛おしむ様に撫でられる。
こんなことをするくらいならそばに俺を置いておけよ、なんて言わないけれど。
足元にあるモニターや遠くにある大きなスクリーンで、
収録中の他のアイドルをぼーっと眺めていると。
「あ」
Aのかっちりと着こなしたかっこいいスーツの胸ポケットから、携帯の着信音がした。
無視しようとしてるのが分かったので、出ろよ、と目で睨むとAは焦ったように携帯を取り出す。
知らない機種、知らない携帯。
心臓が少しきゅ、っとなった。
「はいはいもしもーし！んー何、なんなの」
恐らく電話相手は仕事のほうの人間だ。
つまりマフィアの手下とか、ストリートギャングとか。
仕事っつーのにAはそのヘラヘラした態度のままだ。
と、思っていたら。
「…あのさ、今日は面倒事起こすなって言ったよね？俺。
…
大事な用事だって、言っただろうが」
瞬間、雰囲気が変わり、声が低くなり、纏っている殺気がさらに大きくなる。
俺の肩を強く抱き寄せるから痛すぎて無理。ウザい。折れる。
後ろでメンバーが怖がっているのがわかる。
俺にとってはこんなシチュエーション何度もあった。
ほんと、ギャップがすごいやつだな、と思いながら
Aの胸元に擦り寄る。
するとAの殺気も指先に入れている力も少し収まって。
見上げると俺を愛おしそうに見つめるAと目が合った。
嗚呼。ずるい顔すんな、アホ。
「ユンギヒョンとの時間邪魔しないでね、
するなら楽な死に方できないよ、あはは！」
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もな(プロフ) - はひ~~(;_;)この素晴らしい作品を以前にみてこの作品のお陰でBANANAFISHを知って昨日全部アニメを見終わってこの作品のことを思い出して泣きながら探したらあって...(;_;)本当にありがとうございます!!!うるせえ、愛だほんとに好きです！！これからも頑張ってください!! (2021年4月2日 16時) (
レス) id: 74191837d1 (このIDを非表示/違反報告)
1008owarinosera(プロフ) - ここで、BANANAFISH入れてくるのは、反則じゃないですか？神ですか？神ですね、ありがとうございます＿|＼○＿ (2020年6月19日 1時) (レス) id: 3b1c88a893 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - 柚木さん» コメント有難うございます、嬉しいです、書いて良かったです泣 (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - きょうさん» んんん有難うございます( ; _ ; )書いてよかったです〜泣 (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆ(プロフ) - きょうさん» 嬉しいです有難うございます書いてよかった；＿； (2020年6月18日 2時) (レス) id: 7b597d7205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゆ
| 作成日時：2020年5月30日 23時
