26 so ページ26
.
so side...
一人でドキドキしてると
貴女『てか朝の教室に2人きりなんてさ、
聡と私が彼氏と彼女みたいじゃない?笑』
君がさらっとこんなことを言うから
僕はそれ以上なにも喋ることができなかった
"彼氏と彼女みたい"ってそんなの恥ずかしくって
なんだか僕だけ意識してるみたいで
どうやってその言葉を返していいのかわからなかった
多分きっと顔も真っ赤になってると思う
耳が熱い。こんなの生まれて初めて。
もうAの顔も見れない
貴女『ねえー!聡ー!もーなんか言ってよー!』
机に座りうつむき気味の僕の頭をサラッと触る君。
慣れてる。Aはやっぱり大人だ。
それに比べて僕はまだまだ子供だ。
ねえ、君は僕のことどう思ってるの?
?「あ、いた!おーい!松島ー!」
聡「あれ?風磨くんおはよー!どうしたのー?
A!じゃあね!」
ちょうどいいタイミングで
風磨くんに呼ばれて2人っきりだった教室を出た
まだまだ余裕のない子供な僕は
上手にかわすこともできずに
Aの前から笑顔で逃げるしか出来なかった
.
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:natsu | 作成日時:2021年1月31日 1時