【鬼滅の刃】誰の娘と心得る

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「うんうん、似てるねぇ。誰がどう見ても実弥くんの血縁者だねぇ、弟だねぇ。」

「…柱だろ、兄貴。仲良いのか？くん付けで呼んでる。」

「うーん、仲良いか考えたことないなぁ。
悪くは無いよぉ。良くしてもらってる。
面白いねぇ、なんでそんなこと聞くのぉ？」




ちなみに、私は彼の目を見て話そうと挑戦してるが、彼は一切見てくれない。
ずっっっと真正面を見てる。
もしかして私の事見えてないの？
義勇くんでも目を見て喋るのに。

余談だけど、義勇くんとの初対面は私が10歳の時。あの時は冨岡さんって呼んでた。
私が他のみんなのことをそんな風に呼ばないと知った義勇くんは、自分のことも周りと遜色なく呼んでくれ、と言い、それ以来、私は彼を義勇くんと呼ぶようになった。

閑話休題。




「兄貴…元気にしてるか？」

「会いに行けばいいじゃん、兄弟でしょぉ？」

「元気かどうかぐらい教えてくれていいだろ。」




兄弟間の問題に他人(私)を巻き込まないでほしい。




「知らなぁい。」




笑顔で答えればようやくこちらを見た。




「…頑固だな。」

「君もねぇ。」

「アンタは柱じゃないよな。悲鳴嶼さんから聞いたことない。」

「君、行冥さんのとこにいるのぉ？」




ようやく、目を見て話してくれるようになったのが嬉しい進歩だ。




「あぁ。指導してもらってる。」

「へぇ…！」




行冥さんは鬼殺隊最強と謳われる人。
そんな人に指導してもらえているのも貴重だし、それについていけるのも凄いことだ。
優しい人だけれど、稽古は厳しい。
だからこそ、最強なのかもしれない。


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いつかは超えたい存在。

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