令和から来た私だけど、まぁとりあえず鬼殺隊には入るよね

肆　マジか ページ6

「まいど〜！」




お姉さんの元気で優しい声を聞きながら店を出ました真宮です。

うぅわっ、うぅわっ、マジか……マジかぁ…。

マジでない、ホントにない。

まぁ私がこう言ってるのにもわけがあるんだよね。なきゃただの頭おかしいヤツだな、うん。

いや頭は正常ではないと思うんだけれども今はそんなことどうでもいいんだ聞いてくれ。




とりあえず私はあの呉服屋でさっそく見繕ってもらった着物と羽織りを着たのね。

まぁ、それなりに似合ってましたよそれはいいんだそれはいい。




問題はその後だ。私がお姉さんに聞いたことは2つ。

私が元々着ていた衣類と携帯、財布を売れる場所。もう1つは今が何年かってこと。




衣類などの私の私物に関しては、呉服屋のお姉さんが「珍しい品だから私に売ってくれ。」と言うので、お姉さんに売った。

財布も売ったので、お金を入れられる物が欲しいというと巾着袋をくれたのでなんとかなった。



そして今の時代が、まさかの大正とのこと。

私が1番にやべぇと感じてるのはそこだ。

大正？え？ふざけてんの？私は令和を生きるAだよ？

ちょっと落ち着いていこうぜ。

大正？私、勉強全然してないから大正時代のこと全然知らないんだけどどうしたらいい？

てかさ、大正ってことは私の知り合い一人もいないじゃん？

私家無しじゃん？今日の宿も明日の食い扶持も知れぬ身ってヤバくない？ヤバい。

っていうか仕事しないとお金なんて尽きるぞ。

お金は湯水の如く湧くわけじゃねえかんな？

伍　詰んだ→←参　呉服屋

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