参拾参 それだけじゃない ページ36
炭治郎side
あの二人の子供たちの言うことは、この鬼の住まう藤襲山で7日間、刀を持って生き残れということらしい。
絶対生き残ろう。Aと一緒に。
そう意気込んだところで、受験者たちが続々と山に入っていく。
Aも行くのかと思ったら、何やら考え事をしているのだろうか、足を止めたまま進もうとしない。
「A?行かないのか?」
「え、あ、うん、行く行く。」
やっぱり考え事をしていたんだろう。
最初の返事が心ここに在らずな感じだった。
「なぁ、A。」
「ん、どした?」
「Aはなんで鬼殺隊に入ろうと思ったんだ?」
「え?私?えー、そうだなー。
んー、私説明が苦手だから、上手く伝わんなかったらごめんだけど………………………………。
たまたま私が行った町で、ちょっと、そのー、金よこせおらぁって男の人に脅されたんだよね。
まぁ、その時私のお師匠さんが助けてくれて。
私もそのあと助けてくれたお礼とか諸々して、お師匠さんから私に剣士にならないかーって言ってきたから、いーですよー、みたいな?
………いや、ごめん、こんなんでわかった?」
「あ、うん、わかったぞ。」
「いやほんとにごめん、説明下手で申し訳ない。」
「いや!大丈夫だ!ちゃんとわかった!」
そうか、Aは師匠さんに声をかけられたのか。
っていうことは、元々なにか武術を習っていたのだろうか…?
でもそれだけじゃない、と匂いが言っている。
528人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千秋 - わたしもマンガや占ツクで人生救われてます。 (2021年9月5日 10時) (レス) id: 9b2ede0f16 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - ひかるんさん» コメントありがとうございます!ホントですか笑 私も占ツクで夢小説読みますが、出身地に「北海道」って書いてるだけで「おぉ!」ってなります笑 そう言っていただけると嬉しいです!これからも読んでくださると嬉しいです! (2020年2月7日 21時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
ひかるん(プロフ) - 夢主と出身地全く同じです…笑運命感じました笑おはなし面白かった。! (2020年2月7日 21時) (レス) id: d7aec245e0 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - ナツさん» コメントありがとうございます!へぇ、そうなんですね!実は私は道民でして、北海道は夏でもそんなに気温が上がらないので、知りませんでした!新しく知識を得ることができました笑 ありがとうございます! (2019年12月15日 15時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - ツルハドラッグは全国にあると言えばあるけど、割とローカルなお店ですよね笑 道民以外の人からすると32度は涼しいと思います(真顔) (2019年12月15日 11時) (レス) id: ab2b848f50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ