令和から来た私だけど、まぁとりあえず鬼殺隊には入るよね

弐拾玖　鬼 ページ32

「A…その、本当にそれだけなのか？」


「え？なにが？」


「あ、だから、えっと、つまりだな、そのー…。」




言い淀んでる、アニメでもなかなかお目にかかれないのでは？？

尊いわ。

ってかよくわかったな、やっぱ君の鼻すごいわ。

私もそんな鼻良くなりたい。

あ、ごめんやっぱ、良くなるなら耳がいいかな。

なんでって、そりゃなんとなくだけど？




「えっと………。」


「んー？なになにー？ってちょっとまって！！！炭治郎くん！！！！鬼！！！！」


「え！！！」




えっておまっ！！嘘だろ！！鼻いいんじゃなかったっけ！！？

私が先に気づきましたけど！！？




「ちょちょちょ、まじか、鬼、えー、シンプルにこわっ、くない、けどキモイな！！！」


「A下がっててくれ！！
水の呼吸、壱の型！水面斬り！！」


「おぅ…すっご……。」




私がくだらん感想言ってる間に炭治郎くんが倒しちまったぜ、負担かけて申し訳ねぇ！！！

そして、私の口から出た感想がダサい。

小並感ハンパない。クソかよ。

って思ってたらね、炭治郎くんからは見えない位置なのかな？

死角なのかな？ともかく襲ってきてるの。鬼が。炭治郎くんに。

襲いかかろうとしてるの。

は？させないけど。




「しまっ…！！」


「雨の呼吸、壱の型。篠突く雨！！」


「…………はっ、あ、ありがとう！A助かった！」


「ん！どういたしまして！でも数が多すぎるから、私が1人でも多く引きつける、こっちに残ったヤツらは君が何とかしといて！」


「何言ってるんだ！！1人じゃ危険だ！！」


「だーいじょーぶ！！わっと、危ない…！
あー、まぁそういうことだから！！
縁があったらまた！！なかったら7日後に！！じゃあね！！」


「おい！！待つんだ！！A！！」

参拾　出会い→←弐拾捌　試験開始

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す