令和から来た私だけど、まぁとりあえず鬼殺隊には入るよね

拾玖　俺じゃねえよ ページ22

さぁ食べよう。どうか天国に行けますように。
いざ、出陣。




「……………………美味しい。」


「当たり前だろ。」





あれ？あれれ？あれれれれれれれ？

美味しいぞ？どうなってるの？普通に美味しい。




「え！！？」


「なんだ急に。」


「美味しいんだけど…。」


「だからどうした。」


「師匠こんな美味しいの作れたの！！？」


「は？俺じゃねえよ。」


「は？」




？？？？？？？？

どういうこと？俺じゃねえよ、とは？

この家には私と師匠である貴方しかいないけど？

何言ってんの？え？他に誰が作るの？

え？私が知らないだけで他にも誰かいるの？え？




「他にも誰か住んでるっけ？」


「住んでねえよ、朝から何言ってんだお前。 大丈夫か？」


「え、じゃあ誰が作ったの？」


「日の出前に呉服屋の女将の舞さんとこ行って作ってもらった。」




日の出前？ってことは朝の4時とかってこと？

え？ん？は？………はぁ？？




「朝っぱらから舞さんに何やらしてんだ！！大丈夫か？じゃねえよ！！！お前の頭の方が大丈夫じゃねえわ！！！」


「落ち着けよ、舞さんも怒ってたけどお前の為に作ってくれたんだ、味わって食え。」


「味わって食えじゃねえよ！！！ そりゃ怒るわ！！！ そりゃ舞さん怒るわ！！！
日の出前から朝ごはん作ってくれって！！！そんなもん誰だって怒るに決まってんだろ！！！ ねぇ！！！馬鹿なの！！？ 馬鹿なの！！？ねぇ！！？
ごめん！！！馬鹿だったね！！！」


「ふざけんな誰が馬鹿だ！！！！」


「おめぇだよ！！！！ 日の出前から飯作ってくれって言いに行くやつが馬鹿じゃなかったらなんだっつーんだ！！！！」

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