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(�睫�side)
ナースステーションで仕事をしていると、涼介君達の部屋から侑李君が飛び出していった。
今は夜だし、本当は部屋を出ちゃいけないんだけど泣いてるみたいだし。
廊下に座り込んでいた侑李君に近付いて、隣に座ってみる。
「侑李君。どうしたの？」
『なんでも、ないっ……』
「涼介君と何かあったの？」
涙を袖で拭いて泣き続ける侑李君の隣で、俺は座ってることしか出来なくて。
侑李君が泣き止んだ頃、俺のポケットの中でブザーが鳴った。
携帯かと思ったんだけど、取り出してみると涼介君に渡したブザーの電源だった。
なんで、今？
俺は侑李君を持ち上げて部屋まで一目散に走った。
侑李君を一度大貴君の部屋に入れて、涼介君の様子を見に行った。
「涼介君！」
『ゆう、や……』
「大丈夫。落ち着いてね。……何があったの？」
『俺、侑李に……酷いこと言って、っ』
「酷いこと？」
涼介君の目をちゃんと見て、手を握りながら話を聞いてあげた。
手がプルプルと震えていて、目には涙が溜まってた。
『俺が、家族のこと考えてたら……侑李が「大丈夫」って言ってきて、
つい、カッとなって……「お前には家族がいないからわかんないだろ！」って。
侑李に、一番言っちゃいけない言葉なのに。……俺、っ』
侑李君の「お兄ちゃん」としての涼介君の悩みだった。
俺は涼介君の手を握って、侑李君の元へ連れて行った。
「侑李君。涼介君と喧嘩しちゃったんだよね？」
侑李君は、大貴君に抱っこされていてさっきよりも泣いていた。
涼介君の顔を見ると、また顔を隠してしまって。
どうしようか、と考えていたら涼介君が動いた。
『侑李、あんなこと言ってごめんな。あんなこと、思ってない。
傷付けて、ほんとにごめんな。心配してくれたのに……』
「侑李君。出ておいで？」
『ゆうちゃのこと、きらいじゃない？』
『うん。全然？』
『えへへ、ゆうちゃも！にぃにのこと、だいすき！』
兄弟なりの、可愛い喧嘩だった。
見ている俺も微笑んでしまったほど、可愛い仲直りだった。
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青信者(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください (2019年6月16日 17時) (
レス) id: 244d1614eb (このIDを非表示/違反報告)
まり622(プロフ) - 更新待っています、、 (2019年5月19日 2時) (レス) id: 2d9ec59275 (このIDを非表示/違反報告)
猫介 - 更新待ってます！これからも応援してます！ガンバレッツゴー！！！ (2019年2月9日 21時) (レス) id: bed5365be5 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 更新待ってます。 (2018年8月9日 22時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
Anna - 初めまして！コメント失礼します。更新楽しみです！色々と気になって……(笑)頑張って下さい！ (2018年7月16日 17時) (レス) id: ae93d703c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽 | 作成日時：2018年1月13日 9時
