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(�睫�side)
夜、涼介君に部屋に呼ばれ緊張しながらも部屋に向かった。
涼介君は侑李君と遊んでいたけど、俺が来るとすぐに遊びをやめて俺をベッドに座らせた。そして、涼介君は俺の隣に座った。
「遊び、やめなくてもよかったのに」
『大事な話だからさ』
「そっか。で、どうしたの？」
『雄也だけには、俺の過去を教えたいと思って』
「大丈夫なの？無理しなくてもいいんだよ？」
『大丈夫。だから、聞いてくれる？』
「うん。ちゃんと聞くよ」
涼介君は別のベッドに座っている侑李君を抱っこして、自分の膝の上に乗せた。
侑李君は手遊びをしながら涼介君と俺の顔を交互に見ていた。
『俺の家族は、両親と妹の４人家族だった。俺が小さい時は幸せな家族だったと思う。
でも、妹が生まれた途端、父親が家に帰ってこなくなった。それにイライラした母親は
俺を殴るようになった。悪いこと何もしてないのに母さんばっかり辛い思いしてたから
俺は母さんを恨んだりはしなかった。……でも、家はどんどん貧しくなって。妹は
食べるものが減ってどんどん痩せていった』
『妹は産まれたときから綺麗な顔をしてたんだ。でも、痩せこけて髪もぐちゃぐちゃで。
久々に帰ってきた父親は妹を見て「お前のせいでこうなった」って母さんを殴った。
理不尽すぎるよな、母さんは何も悪くないのに。全部あいつのせいなのに。
俺は殴り続けるあいつを止めに入った。……でも、包丁を向けられて。
もう、終わったと思った。目を閉じてたけど、全然刺される感じは無くて。
安心して目を開けたら、……その瞬間、刺されたんだ。……妹が。
あんな小さい妹が、俺を庇っていなくなった。「にぃ、にげて」って』
『そんなことがあって、今……ここにいる』
話し終わった涼介君は涙を堪えながら、侑李君の頭を撫でていた。
辛すぎる過去を告げられ、しかも俺が知らないことの連発。
俺らは全然、子供達の事わかってあげれてない。
そんな気がした。
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あおミロ@cwer(プロフ) - すごく好みなお話です！続き楽しみにしてますね！ (2018年1月11日 21時) (
レス) id: c68eb7adfe (このIDを非表示/違反報告)
Munini - 初めまして!とっても面白いお話ですね!これからも更新頑張ってください!!楽しみにしています(^_^) (2017年11月29日 23時) (レス) id: e76c6e3618 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - このお話とっても面白いです!! 更新楽しみにしています!! (2017年11月20日 16時) (レス) id: 23864bc735 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - 更新待ってます！ (2017年11月12日 22時) (レス) id: 35827059c8 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 更新待ってます (2017年10月20日 20時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽 | 作成日時：2017年8月15日 9時
